畑芽育さんが選んだ一冊は? 食事制限をすることはあるけど、私が大事な人に強く願うのは「ごはんを食べていてほしい」ということ【インタビュー】
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年5月号からの転載です。

畑さんが『カフネ』を手にしたきっかけは、ドラマ『終活シェアハウス』で共演した石坂浩二さん。
「今は小説原作の作品も多いから、いろいろと読んでおいたほうがいいよ、と仰って。おすすめされた『カフネ』を早速読んでみたら、主人公たちと一緒に、自分まで許されるような気持ちになったんです。忙しくて、日々の食事や掃除をきちんとできないことも多いけど、それでも大丈夫。人とのつながりを大事にしながらおいしいごはんを食べれば明日からも生きていけるって、読み終えたあとまで胸が温かくなりました」
同作は、酒に溺れて生活の荒れた主人公・薫子が、急逝した弟の元恋人・せつなが勤める家事代行会社の活動を手伝うことになる物語だ。
「私自身、大事な人に強く願うのは『ごはんを食べていてほしい』ということ。職業柄、食事制限をすることはあるし、見た目を気にする気持ちもわかるけど、ちゃんとごはんを食べなきゃ体だけでなく心もエネルギーを失ってしまう。全部、自分でなんとかしようとしなくていいから、温かいごはんを食べよう、誰かのために我慢を重ねるばかりではなく、まずは自分のために生きることを考えよう、と教えてくれる小説でした」
この春、畑さんは劇場版第29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』にゲスト出演し、声優に初挑戦。
「実は、考察系のドラマも翌週まで待っていられないほど、ハラハラしてしまうタイプです。だから、『名探偵コナン』のアニメを一気に観返した今は、もどかしくて。解明されていない謎がたくさん!(笑)。でも、だからこそみんなが夢中になるのだなと、改めてわかりました。どこにつながるかわからない伏線があちこちにちりばめられているし、その狭間で繰り広げられる人間ドラマは、重厚で観ごたえがある。個人的には(鈴木)園子がいちばん好きだけど、今回の劇場版にもつらなる(萩原)千速さんと弟の研二、それから松田陣平のエピソードが切なくて。それを知ったうえで劇場版を観ると、よりぐっとくるなと実感しました」
畑さんが演じるのは、コナンたちと捜査をともにする女性警察官の舘沖みなと。
「キャラクターに命を吹き込むというのはこういうことなのか、と普段とはまた違う現場での感覚を味わえて、すごく楽しかったです。それに、あのコナンくんと会話することになるなんていまだに信じられなくて。劇場で観られる日が待ち遠しいです」
取材・文:立花もも 写真:TOWA
ヘアメイク:渡嘉敷愛子 スタイリング:川粼加織 衣装協力:ワンピース4万9500円(グリードインターナショナル info@greed.co.jp)、ネックレス4万9500円(リューク info@rieuk.com)、パールイヤカフ 13万8600円、ダイヤイヤカフ10万3400円、リング48万5100円(ともにプライマル support@prmal.com)*すべて税込
はた・めい●2002年、東京都生まれ。1歳のころから芸能活動を始める。出演作にドラマ『天久鷹央の推理カルテ』『君がトクベツ』、映画『うちの弟どもがすみません』『事故物件ゾク 恐い間取り』など多数。志田未来とW主演を務めるドラマ『エラー』が4月12日より放送スタート。

『カフネ』
阿部暁子 講談社 1870円(税込)
弟が29歳の若さで急死した。その遺産を渡すため、再会した弟の元恋人にアルコール依存を指摘された薫子は、なりゆきで彼女が勤める会社の活動を手伝いはじめる。家事代行のサポートとしてさまざまな家庭に足を運びながら、薫子は不妊治療や離婚で受けた心の傷、そして弟が秘めていた真実に向き合うことに……。

劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』
原作:青山剛昌『名探偵コナン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:蓮井隆弘 脚本:大倉崇裕
出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、沢城みゆき、三木眞一郎、神奈延年、横浜流星、畑 芽育ほか
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
配給:東宝 4月10日より全国公開
●横浜で行われるバイクの祭典に世良真純とともに向かうコナンたち。道中、“風の女神”とも呼ばれる交通機動隊・萩原千速が謎の黒いバイクを追う現場に遭遇する。

畑さんが『カフネ』を手にしたきっかけは、ドラマ『終活シェアハウス』で共演した石坂浩二さん。
「今は小説原作の作品も多いから、いろいろと読んでおいたほうがいいよ、と仰って。おすすめされた『カフネ』を早速読んでみたら、主人公たちと一緒に、自分まで許されるような気持ちになったんです。忙しくて、日々の食事や掃除をきちんとできないことも多いけど、それでも大丈夫。人とのつながりを大事にしながらおいしいごはんを食べれば明日からも生きていけるって、読み終えたあとまで胸が温かくなりました」
「私自身、大事な人に強く願うのは『ごはんを食べていてほしい』ということ。職業柄、食事制限をすることはあるし、見た目を気にする気持ちもわかるけど、ちゃんとごはんを食べなきゃ体だけでなく心もエネルギーを失ってしまう。全部、自分でなんとかしようとしなくていいから、温かいごはんを食べよう、誰かのために我慢を重ねるばかりではなく、まずは自分のために生きることを考えよう、と教えてくれる小説でした」
この春、畑さんは劇場版第29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』にゲスト出演し、声優に初挑戦。
「実は、考察系のドラマも翌週まで待っていられないほど、ハラハラしてしまうタイプです。だから、『名探偵コナン』のアニメを一気に観返した今は、もどかしくて。解明されていない謎がたくさん!(笑)。でも、だからこそみんなが夢中になるのだなと、改めてわかりました。どこにつながるかわからない伏線があちこちにちりばめられているし、その狭間で繰り広げられる人間ドラマは、重厚で観ごたえがある。個人的には(鈴木)園子がいちばん好きだけど、今回の劇場版にもつらなる(萩原)千速さんと弟の研二、それから松田陣平のエピソードが切なくて。それを知ったうえで劇場版を観ると、よりぐっとくるなと実感しました」
畑さんが演じるのは、コナンたちと捜査をともにする女性警察官の舘沖みなと。
「キャラクターに命を吹き込むというのはこういうことなのか、と普段とはまた違う現場での感覚を味わえて、すごく楽しかったです。それに、あのコナンくんと会話することになるなんていまだに信じられなくて。劇場で観られる日が待ち遠しいです」
取材・文:立花もも 写真:TOWA
ヘアメイク:渡嘉敷愛子 スタイリング:川粼加織 衣装協力:ワンピース4万9500円(グリードインターナショナル info@greed.co.jp)、ネックレス4万9500円(リューク info@rieuk.com)、パールイヤカフ 13万8600円、ダイヤイヤカフ10万3400円、リング48万5100円(ともにプライマル support@prmal.com)*すべて税込
はた・めい●2002年、東京都生まれ。1歳のころから芸能活動を始める。出演作にドラマ『天久鷹央の推理カルテ』『君がトクベツ』、映画『うちの弟どもがすみません』『事故物件ゾク 恐い間取り』など多数。志田未来とW主演を務めるドラマ『エラー』が4月12日より放送スタート。

『カフネ』
阿部暁子 講談社 1870円(税込)
弟が29歳の若さで急死した。その遺産を渡すため、再会した弟の元恋人にアルコール依存を指摘された薫子は、なりゆきで彼女が勤める会社の活動を手伝いはじめる。家事代行のサポートとしてさまざまな家庭に足を運びながら、薫子は不妊治療や離婚で受けた心の傷、そして弟が秘めていた真実に向き合うことに……。

劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』
原作:青山剛昌『名探偵コナン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:蓮井隆弘 脚本:大倉崇裕
出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、沢城みゆき、三木眞一郎、神奈延年、横浜流星、畑 芽育ほか
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
配給:東宝 4月10日より全国公開
●横浜で行われるバイクの祭典に世良真純とともに向かうコナンたち。道中、“風の女神”とも呼ばれる交通機動隊・萩原千速が謎の黒いバイクを追う現場に遭遇する。
