三振、四球、本塁打…偏る村上宗隆の打撃成績 “伸びシロ”を信じる打撃コーチの言葉は現実になるか「日本で見てきただろう?」

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四球を選べているのは好材料だ(C)Getty Images

 ホワイトソックスの村上宗隆は、ルーキーシーズンの開幕から3週間が経過した現在、レギュラーでの出場を続けながら打率.167(19試合終了時点)と不本意な成績に留まっている。本塁打こそ出ているものの、現地時間4月16日のレイズ戦では、今季3度目の1試合3三振を喫するなどパフォーマンスの波は小さくはない。

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 シーズン序盤にして、ここまでの結果から厳しい評価も与えられている村上だが、一方で、25歳のポテンシャルへ期待を寄せる声も途切れてはいない。

 メジャー公式サイト『MLB.com』では、現地時間4月17日配信の記事において、現在の村上の打撃の内容が「『三振・四球・本塁打』に偏っている」と説きながらも、「しかし、日本での圧倒的な実績や、ホワイトソックスでの規律ある練習姿勢を知る関係者たちは、彼の打撃にはまだ伸びしろがあると見ている」などと指摘している。

 その上で、ホワイトソックスの打撃部門ディレクターのライアン・フラー氏が語った村上についてのコメントを紹介。現在までのパフォーマンスについてフラー氏は、「ヒットはもっと出るはずだ。日本でそれを見てきただろう? 2ストライク後の対応力もある。ホームラン狙いのスイングではなく、少しコンパクトにして、ボールを引きつけて捉える。フィールド全体を使うことだね」などと述べている。また、「今は、ヒットが出ない時でもどうやって出塁するかが重要だが、それはできている。そこに長打力や出塁能力、さらに打率も伴ってくれば、本当に楽しみな打者になる」と期待も口にした。

 村上は打率こそ低いものの、四球の数はリーグ2位となる17個を記録。出塁率も.346と決して低い数字ではないことから、フラー氏はさらなる成長に胸を躍らせ、「チームの勝利に貢献したいという気持ちが強い。本当に印象的だし、もっと良くなりたいと考えている。あの環境での取り組み方を見れば、試合に向けてしっかり準備できているのが分かる」などとも話している。

 現在の村上はメジャーの壁にぶつかっている状態だが、日々の努力が実る瞬間が必ずや訪れるはずだ。大舞台での活躍を信じる人々のためにも、若き日本人スラッガーはその歩みを止めない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]