広テレ原作「漫画いしぶみ」 日本漫画家協会賞・大賞受賞
2025年に出版されたコミック「いしぶみ」は、広島テレビが制作した原爆ドキュメンタリーが原作となっています。今回、日本漫画家協会賞の大賞を受賞しました。
「漫画いしぶみ」は、被爆80年を機に2025年出版されました。原作は、広島テレビが2度映像化したドキュメンタリー「碑」です。1945年8月6日、旧制広島二中、今の観音高校の1年生320人あまりが被爆して亡くなるまでを、遺族の証言などをもとにたどりました。作品は書籍化もされています。
「もうちょっと(川幅が)広いと思っていたので。真ん中に行けば余裕があるぐらいに思っていた。」
「コミック化」にあたっては、「リアリティ」にこだわりました。漫画家のサメマチオさんは広島を訪れ、当時の町並みや生徒たちが飛び込んだ川の幅や深さなどを自分の目で確認。リサーチや監修を重ねて完成にいたりました。
日本漫画家協会賞は漫画界を代表する権威あるもので、その中の社会性や芸術性などにたけた作品を選ぶ「萬画部門」で今回、大賞を受賞しました。
サメマチオさんは、「作中の文章は、すべてご遺族への取材に基づいています。 決して意訳や改編はしないと課して取り組みました。このような大賞を頂き、心底ほっとしております。」とコメントを寄せました。
出版社から受賞報告を受けた広島市内の書店では、地元ゆかりの作品が評価されたことを知らせようと、さっそくPOPを取り付けました。
■紀伊国屋書店 小島 珠美 部長
「昨年(2025年)、多くの戦争関係の本が新刊が発売になったんですけど、その中で一番多く売れた本なので、今回の受賞は大変納得感のあるものだと思います。今回の受賞で、またさらに多くのお客様に読んでいただけるのではないかと思っております。」
映像、文章、そして漫画。さまざまな形で未来に語り継ぐことが、今を生きる私たちに課された使命です。
【2026年4月14日 放送】
