雨の影響で大波乱の幕開けとなったスーパーフォーミュラ2026年シーズン。4日に行われた開幕戦の決勝は激しい雨に見舞われ、わずか3周終了時点で赤旗中断を余儀なくされた。1時間以上にわたる中断の中、コース上に1台だけ姿を現し、その力強い走りでファンの視線を釘付けにした“名車”がいた。 

【映像】雨の中を激走!反響呼んだ珍しい光景(実際の様子)

 コース状況を確認するためにコースインしたのは、ホンダのフラッグシップスポーツモデルで、現在は絶版となっている先代「シビック タイプR(FK8型)」のレースコントロール車両だ。モビリティリゾートもてぎではNSXタイプSなどがセーフティカーを務めているが、この中断中にはシビックが単独で霧の立ち込める全長約5kmのコースを激走。 レーシングカーが1台もいないコース上を、白のボディに「RACE CONTROL」の文字を刻んだシビックが水しぶきを上げながら疾走する姿は、中継映像でも印象的に捉えられた。 

「シビックかっこいい」働く名車に反響

 実況を務めた田中大貴アナウンサーが「今この状況は路面状況を確認しているという形になりますかね」と触れると、解説のレーシングドライバー・大草りき氏は「この車だと(これくらいの水溜まりでも)走れる。さっき(フォーミュラカーで)走っていた時よりはマシなようには見えますね」と、市販車ベースの車両とフォーミュラカーの特性の違いに触れつつ、路面の改善状況を分析した。 

 1周5kmほどあるサーキットの各所で、霧が深く視界が悪い場所や路面状況を丁寧に確認していくシビック。 その走りに対し、視聴者からは「シビック魅力やね」「攻めるタイプR」「この状況だとシビックの方が速いかもしれないw」「シビックかっこいい」「ウィングかっこいい」「もてぎのシビックカラーかっこいいな」と、本来の主役であるフォーミュラカーに劣らぬ称賛の声が相次いだ。 

 その後、雨が弱まったタイミングを見計らい、レースは15時55分にセーフティカー先導で再開。悪天候の中でも安全を支える「縁の下の力持ち」が見せた一瞬の主役級の走りは、ファンの反響を呼ぶ一幕となった。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2026』/(C)JRP)