大阪市平野区・94歳の男性「ようやく抽選に当たり、娘とともに こんなに美しい桜をめでることができて幸せ」〈2026年4月8日 10時17分撮影 大阪市北区・造幣局〉

写真拡大 (全18枚)

 関西の春の風物詩「桜の通り抜け」の一般公開が4月9日から造幣局(大阪市北区)で始まるのを前に、高齢者や障がい者などを対象にした恒例の特別観桜会が8日、開かれた。

ひと足先に『桜の通り抜け』特別観桜会 1900人が招待され、ゆったりと桜を楽しんだ〈2026年4月8日 10時31分撮影 大阪市北区・造幣局〉

 今年の桜は140品種331本。造幣局の桜は全長約560メートルの通路に、関山(かんざん)、松月(しょうげつ)、普賢象(ふげんぞう)、楊貴妃(ようきひ)などの八重桜が咲き誇る。

大阪市内から訪れた70代の女性「春の陽気は心をうきうきさせてくれる 我ながら上手く撮影できた」と話す

 そして、今年の花として「御衣黄(ぎょいこう)」が選ばれた。
 造幣局が例年、数多くの品種のうちから1品種を選ぶもので、御衣黄は花が黄緑色で、開花が進むにつれて花弁の中心に紅色の縦線が現れる珍しい品種。花弁の数は15枚程度。

2026年の花「御衣黄(ぎょいこう)」これからが見ごろ
花が黄緑色の御衣黄 やがて花弁の中心に紅色が現れる

 この日、午前10時から午後4時30分まで3つの時間帯に分けて1900人を招待。
 大阪市平野区の94歳の男性は、家族とともに初めて訪れた。「初めて桜を楽しむことができ、英気を養うことができた」と満足げに話した。

大阪市平野区・94歳の男性「ようやく抽選に当たり、娘とともに こんなに美しい桜をめでることができて幸せ」〈2026年4月8日 10時17分撮影 大阪市北区・造幣局〉

 大阪府岸和田市の60代の女性は、2度にわたる脚の手術を乗り越え、娘とともに来場。「かつては一般公開で桜を観に来ていたが、春の陽射しの中で娘とゆっくり過ごす時間、良い思い出になった」と微笑んだ。

 造幣局によると、今年の桜は全体的に開花は早いが、期間中に見ごろを迎える品種も多いという。

 一般公開は4月9〜15日の午前10時〜午後7時15分(土日は午前9時〜)。インターネットによる事前申込制で、今年は最大で約30万6000人の来場を見込んでいる。

 4月9(木)、10(金)の午後は空きがあるが、午前中と夕方は埋まっている。11(土)〜15(水)まではすべての時間帯で定員に達しており、キャンセル待ちとなっている。

 問い合わせは専用ダイヤル06ー7713ー0476(午前9時〜午後7時)。

特別観桜会では造幣局職員有志によるジャズバンド演奏も華を添えた
須磨浦普賢象(すまうらふげんぞう)須磨浦公園内に植えられていた「普賢象」というサトザクラから突然変異で生まれた品種 「普賢象」は花の色がピンクだが、「須磨浦普賢象」は花の色が黄色 咲き終わりの頃になると中心部からピンクに変わる異色の品種