メキース代表も認める「素晴らしい仕事」は報われるのか 角田裕毅の“再チャンス”に厳しい見解「レッドブルで訪れる可能性は低い」

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ハジャーの好調もあり、角田にチャンスが巡ってくるのは先になりそうだ(C)Getty Images

 F1レッドブルを率いるローラン・メキース代表が、今季レースから離れている角田裕毅に対しての想いを語った。米国メディア『MOTORSPORT』が現地時間4月7日の記事の中で、その内容を伝えている。

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 角田はF1キャリア5年目を迎えていた昨季、レーシングブルズ、レッドブルでグランプリに参戦し、今季は両チームのテスト兼リザーブドライバーの役割を担っている。事実上の“降格”という憂き目にあいながらも、真摯にチームをサポートするその姿勢に、メキース代表は、「ユウキは我々のもとで素晴らしい仕事をしている。リザーブドライバーとしてだけでなく、シミュレータードライバーとしてもだ」などと述べたという。

 さらに指揮官は、「現行マシンに精通した経験豊富なドライバーが、舞台裏でチームを支えてくれるのは非常にありがたい」と感謝の言葉も口にしながら、角田の今後について、「もちろん、我々としては彼にできるだけ早くチャンスが訪れることを願っている。レーシングドライバーはレースをするためにいるのだから。それがユウキに対する我々の願いだ」として、レース復帰を切望する。

 昨季まで師弟関係を築いてきた日本人ドライバーに対する想いは強く、「ユウキは過去に明確なスピードを示してきた。それだけに、彼にふたたびチャンスが巡ってくることを願っている」とメキース代表は打ち明けている。

 『MOTORSPORT』はこれらのコメントを伝える一方で、角田のレギュラードライバー復帰の見込みに言及。「もっとも、その“再チャンス”がレッドブルで訪れる可能性は低いと見られる」として、今季より角田に代わりレッドブル入りとなったアイザック・ハジャーが高いパフォーマンスを残していると主張。続けて、「初戦のメルボルンで予選3番手を獲得したことは際立った成果だ。さらに中国でポイントを獲得し、鈴鹿では世界王者のチームメイトを予選で上回る走りも見せた。これはツノダが成し得なかった結果でもある」などと説いている。

 角田自身も、レギュラーシートの座をもう一度掴むため、リザーブという立場を受け入れF1の舞台での活動を選択したとも公言している。メキース代表をはじめ、関係者からドライバーとしての実力が高く評価されている25歳は、今後、ふたたびレースのグリッドに並ぶ機会を得ることは出来るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]