春の松川遊覧船 満開!水面から望む「サクラのトンネル」
県内は青空が広がって絶好の花見日和でした。満開を迎えている富山市松川べりのサクラ、そこを行きかう遊覧船の歩みを紹介します。
きょうの県内は晴れて、富山市で最高気温が20.6度と4月下旬並みの陽気でした。
松川べりでは、多くの人が花見を楽しんでいましたね。
その松川をゆったりと巡るのが「遊覧船」です。およそ530本のソメイヨシノが作る「サクラのトンネル」をくぐり、咲き誇る花を仰ぎ見る船旅が楽しめます。
「遊覧船からも水辺が近いですし、サクラも近いですし、そういったところで花見が楽しめるというところは全国的にも珍しいものですから、人気なのかなと思っています」
松川の遊覧船が運航を始めたのは1988年です。当時は、船頭さんが人力で操る木造の小舟でした。水面を静かに滑るように進んでいました。
一方、屋形船で食事を楽しんだり、チンドンマンが船に乗ってパフォーマンスしたり、そんなにぎやかな風景もあったんですね。
そして、こちらは2004年の映像です。私がカメラマンとして活動していた頃に撮影しました。見上げたサクラの風景は、今でも鮮明に覚えています。そしてきょうも、遊覧船に乗って撮影しました。時代とともに、より多くの人が景色を楽しめる形へと変わってきましたが、変わらないものもあります。それは富山の歴史を案内する「船長さんの語り」です。
▽松川遊覧船 船長 朝野浩伸さん
「富山、空襲受けたんで、最初のサクラ、全部焼けました。今のサクラは昭和25年頃、70年ほど前に植えられたサクラになります」
サクラの景色と語りが重なって、船旅がより豊かに感じられますね。
▽乗船客
「たくさんの観光客も一緒に乗っていて、みんなで富山の春を楽しめてすごく幸せな気持ちになりました」
▽岐阜から訪れた親子
「すごくきれいでした。満開でいい経験になりました」
「楽しかった。はじめて船に乗った」
▽アメリカから訪れた人
「遊覧船は素晴らしくて、サクラも満開で、とてもきれいだった」
またきょうは、能登半島地震の影響で中止となっていた「琴の演奏会」が3年ぶりに行われました。
松川べりは、能登半島地震で護岸に被害が出ました。工事に伴いサクラの木が伐採された場所にはことし、ソメイヨシノの若木が植えられました。
新たに加わった若木は「復興のシンボル」としていま、花を咲かせていますね。
遊覧船は、このサクラとともに富山に春を運んできます。
