派手な装飾を抑えた、ベーシックで機能重視のエクステリア

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軽量・シンプルを追求した装備内容

 GAZOO Racing(GR)は2026年3月13日、「GRヤリス」の一部改良を実施し、同年中に発売すると発表しました。

 今回の改良では、モータースポーツで得た知見を活かし、主にパフォーマンス関連の装備に改良が加えられています。

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 26式へと進化したGRヤリスのなかで、最もリーズナブルに購入できるエントリーモデルは、どのような仕様なのでしょうか。

 GRヤリスは、「モータースポーツを起点とした、もっといいクルマづくり」をコンセプトに誕生しました。モータースポーツ参戦用として開発され、2020年9月に販売が開始されています。

 2025年9月には、空力性能と冷却性能を強化し、安定した走りを実現する「エアロパフォーマンスパッケージ」が追加されました。

 今回、26式へと進化した一部改良モデルでは、新意匠のGRステアリングを採用。操舵レスポンス向上のため小型化され、コーナリング時に手にフィットする左右グリップ形状が採用されています。また、メーカーオプションの仕様にも変更が加えられました。

 具体的には、縦引きパーキングブレーキとナビパッケージ、またはコンフォートパッケージを同時装着する場合、従来は設定のなかったシートヒーターおよびステアリングヒーターが追加されます。

 そのほか、電動パワーステアリングの設定や、RZ“High Performance”(エアロパフォーマンスパッケージ含む)に装着されるタイヤの仕様も変更されています。

 こうした26式GRヤリスのなかで、最も手頃なモデルが、モータースポーツ参戦用車両であるRC(6MT)です。

 ボディサイズは、全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mm、ホイールベースは2560mmです。

 エントリーモデルのRCグレードは、RZ以上の上位モデルよりも1インチ小さい17インチアルミホイールを装着。

 派手なエアロパーツは装備されておらず、外観はベーシックな印象です。カスタマイズの自由度が高く、自分好みに仕上げたい人に向いたグレードといえるでしょう。

 なお、GRヤリス用のカスタムパーツ(GR PARTS)として、エアロパーツからホイール、フロアマット、パフォーマンスダンパーまで、豊富なアクセサリーが用意されています。ボディカラーは「スーパーホワイトII」の1色のみです。

 コックピットは操作性と視認性を重視した、ドライバー優先の設計となっています。乗車定員は、通常のヤリスが5人乗りであるのに対し、GRヤリスは4人乗りです。

 インテリアカラーはブラックで、シート素材にはファブリックを採用。スポーツフロントシートにはGRマークがあしらわれています。

 運転席には新意匠のGRステアリングを装備。ステアリング近くに配置される縦引きパーキングブレーキ(手動)は、メーカーオプションとして選択可能です。

 モータースポーツでの使用を想定したRCは、走行に必要な装備以外を極力省いた仕様となっています。

 遮音材や吸音材に加え、スマートエントリー&スタートシステム、ディスプレイオーディオ、さらにはエアコンまでも非装着とされている点は、RZ系グレードとの大きな違いです。

 日常使用を考える場合は、オプションの左右独立温度調整式フルオートエアコンを追加するのが望ましいでしょう。

 安全面では、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。ただしRCでは、ブラインドスポットモニターや安心降車アシストなど、一部機能は省略されています。

 パワートレインには、1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。最高出力304PS、最大トルク400Nmと、小排気量ながら高いパフォーマンスを発揮します。

 トランスミッションは6速MT、駆動方式にはスポーツ4WD「GR-FOUR」を採用しています。

 価格(消費税込)は361万7200円です。参考として、GR-DAT(8速AT)はMT車より35万円高で設定されています。

 一方、最上級モデルであるRZ“High Performance”+エアロパフォーマンスパッケージ(8AT)は588万2200円で、エントリーモデルとの価格差は226万5000円となっています。