スコットランド戦でアンカーを務めた鎌田。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/特派)

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「えっ、どういう布陣に? 4バック?」

 スコットランドを相手に0−0で迎えた78分、日本代表はCBの瀬古歩夢、2ボランチの藤田譲瑠チマと田中碧を下げて橋岡大樹、鎌田大地、塩貝健人を投入。すると、ボランチに鎌田、FWには塩貝が配置された。

 明らかに3-4-2-1システムではない。右ウイングバックの伊東純也が自陣深くまで下がってくるシーンもあり「4バック」にも見えたが、実際は鎌田がアンカーの3-1-4-2システムだった。

 3CBは橋岡、谷口彰悟、鈴木淳之介、アンカーが鎌田、2列目が伊東、堂安律、三笘薫、中村敬斗、2トップが上田綺世と塩貝だった。超攻撃的な布陣で臨むと、84分、三笘、鈴木、塩貝らの連係から最後は伊東がゴールを決めてリードを奪う。結局、この1点が決勝点となり、日本は勝利を収めた。

 試合後、鎌田は「練習でもあまりやらなかった布陣」と明かした。ほぼぶっつけ本番だったという。ある意味、このメンバーでの3-1-4-2システムは“隠し球”だったということか。
 より攻撃的に戦って、結果的にゴールを奪えた。ワールドカップに向けて収穫になったのかを問うと、鎌田は次のように答えた。

「負けている試合、勝ちに行かないといけないゲームでは前に人数をかけたいので、良いテストができたと思います」

 魅惑のタレントが揃う2列目の最大値を引き上げる意味で、3-1-4-2システムは貴重なオプションになりそうだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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