【貴重な遺産】B29と交戦後に不時着した紫電改 阿久根沖で80年近く眠る機体を引き揚げへ
阿久根市の沖合に沈む旧日本軍の戦闘機、紫電改です。翼や機銃のようなものが残っていて貴重な戦争遺産として4月、引き揚げることになっています。引き揚げに向けた潜水調査が行われました。
16日朝、阿久根市の黒之浜漁港に集まったのは、「北薩の戦争遺産を後世に遺す会」のメンバーです。
(北薩の戦争遺産を後世に遺す会・肥本英輔代表)
「引き揚げるための作業を半月ぐらい準備する。その間に必要な情報を現地に行って機体の状況を把握する」
神奈川県出身の林大尉が搭乗した紫電改。1945年4月、アメリカ軍のB29編隊と交戦し1機を撃墜したあと阿久根市折口の海岸近くに不時着、林大尉は命を落としました。これまでの調査で両翼、20ミリ機銃などが確認されています。「貴重な遺産」として注目されています。
(北薩の戦争遺産を後世に遺す会・小島良司さん)
「右の羽の状況を見た。右の羽は上の方がはがれて下の方が残っているが繋がっているか砂が20㎝ぐらい被っているのではっきりしたことはわからない」
16日が最後の潜水調査になる予定でしたが、両翼が予想以上に砂に埋まっていたため16日は、砂を取り除く作業が行われました。17日、改めて潜り機体の状況を確認するというこです。
紫電改の引き揚げは、4月6日から行われる予定です。紫電改は、その時を海中で静かに待っています。
