日本女子代表(なでしこジャパン)は3月からオーストラリアで開催される女子アジアカップに臨む。24日にはMF松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)がオンライン取材に参加。「フル代表でこういう大きな大会は初めて。少し緊張はしているけど、こういう厳しい大会こそ、すごく楽しみな気持ちでいっぱい」とやる気をみなぎらせている。

 12チーム参加の今大会は、2027年にブラジルで行われる女子W杯の予選も兼ねる。上位6か国に入れば出場権を獲得。23年の女子W杯にトレーニングパートナーとして参加した松窪は、「あのときは自分がなでしこジャパンに入るようなレベルにも到達していなかった」と当時を振り返る。

 パリ五輪後の24年10月になでしこジャパン初招集。25年からスタートしたニルス・ニールセン監督体制でデビューを果たし、昨年末に長崎で行われたカナダとの2連戦で公式戦10試合目となった。頭角を現すなかで芽生えたのは、世界大会への欲求。「自分が選ばれるようになってきてからは、このアジア杯に出て、W杯出場権を取りたいというのはすごく思っている」と力を込めた。

 JFAアカデミー福島からマイナビ仙台レディースでデビューを飾ると、23年夏からアメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジでプレーする。25年はクラブで大きな飛躍を遂げ、10月17日のベイFC戦ではリーグ史上最年少の21歳81日でハットトリックを達成。全26試合出場(うち先発24試合)で11ゴール4アシストの合計15得点関与とMFとしてはトップの数字を残し、ベストイレブンと最優秀MF受賞という快挙を成し遂げた。

 なでしこジャパンで魅せたい持ち味は、トップ下でのゴール関与だ。「もちろんアタッカーなので。ゴールに関わるプレーは自分の役割。チームに勢いをつけるというのが、自分の得意なプレースタイル」と胸を張る。いまだ代表では無得点ということもあり、「(得点は)自分でも期待したい。ゴール前でのアイデアは増えている。そこを生かせたら」と、21歳の気鋭アタッカーは初ゴールにも燃えていた。

(取材・文 石川祐介)