◆“上位層”を狙っていることになっていた

 もちろん40代の婚活市場でも普通の男性や普通以上の優良物件も存在しますが、20代から30代前半までの婚活市場と比べて、その割合が激減しているのは当たり前なのです。

 麻友さんが婚活で出会った男性たちがまさにそうなのですが、年収といったスペック的な条件をクリアしていても、コミュ障、幼稚、モラハラなど性格に難アリというパターンはよくあること。

 ズバリ言いますと、全40代男性の中央値である“普通”を求めることは、40代の婚活市場において考えると、けっこうな“上位層”を狙っていることになってしまうのです。

◆“問題がない普通の人”は意外とレアという現実

 言い換えると、40代の婚活市場では年収などのスペック的には問題がなくても、“性格的に問題がない人”は思っているより多くはないということ。

 一見優良物件のように見えても、そのまま本当に優良物件というケースは意外とレアで、性格面でマイナス要素があるケースは多々あるのです。

 ここまで説明すると、麻友さんは「目からウロコが落ちたよう」と納得。

「要するに40代の婚活では“問題がない普通の人”は案外少なくて、けっこう高めの優良物件ってことになるんですね。

 マイナス要素がない男がいいなと思っていましたが、そこに固執してるといつまで経っても結婚できないのかもしれませんよね……」(麻友さん)

◆“マイナス要素がない相手”に絞るのではなく…

 そんな麻友さんに筆者は次のようにアドバイスをしました。

 たとえば、コミュ障であれば焦らず根気よく会話を積み重ねていけば徐々に改善していくかもしれないし、幼稚な性格やモラハラ気質もきちんと指摘して話し合っていけばいつか改善されるかもしれません。

 結婚対象を“マイナス要素がない男性”に絞るのではなく、“マイナス要素が軽めの男性”や“マイナス要素を改善できそうな男性”も対象内に入れてもいいのではないでしょうか。

 麻友さんが、自分自身が納得できる結婚相手と巡り合えるよう、応援しています。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi