2026年の資産「円だけの現金」はリスク…おすすめはドル?金?不動産?「資産化していくことが大事」「投資信託は現金化しやすく“逃げられる”資産」経済愛好家・肉乃小路ニクヨ氏が提案

週明け12日の日経平均株価は、衆議院の解散選挙報道を受けて大きく上昇。14日の株価は一時、5万4000円を突破し、取引期間中の最高値を更新した。
日本の解散報道は、ニューヨークの外国為替市場にも影響を及ぼしている。円安がどんどん進み、一時、13日から14日にかけて1ドル159円台に。2024年7月以来1年半ぶりに円安ドル高水準になったという。
こうした状況に経済愛好家の肉乃小路ニクヨ氏は「ドルが高すぎるというか、実はドルは強いわけではない。トランプ大統領がFRBのパウエル議長に変な圧力をかけたりするということで、ドルに対する信任が世界的に下がってきてしまっているところがあって、金の価格が上昇している。でも、そのドルに対しても円は弱いという現実がある。それで金に移行していっている現実もあるので、そう考えると、日本がいかに付加価値をつけて、いろいろなお金を稼ぐ力をつけていくかがすごく大事なポイントになってくると思う」と分析。
金の上昇トレンドについては「2026年は金を持たないことがリスク。でも私もまだ買っていなくて(笑)買いそびれて、明日買おうかな、また上がっている、明日買おうかな、また上がっている…みたいな感じで。こういうのを機会逸失と言うけども、まさに今、インフレの時代になって、やっぱり今日を買えるものは今日買っておいた方が機会逸失しないで済む。今日できることはやっておいた方がいい」と言及した。
株価が上昇する一方で、懸念されるのが通貨の価値だ。ニクヨ氏は、「どこの国も通貨を刷りすぎたところもあって、通貨の価値がどんどん毀損していっている状態。そういった意味では、資産化していくことが大事だと思う」と語った。
では2026年、資産化していくためには、具体的にどうすればいいのか。経済アナリストの馬渕磨理子氏は「円安とインフレのダブルパンチ。現金を円だけではなくて、他のものに変えておくということが大事」「一部アメリカのドルの資産や株やゴールドを持つ」「国内で言うとJリートと言われている不動産にも資産を置いていく」として、いろいろなところに分散するのが1番の防衛だと提唱した。
この「Jリート」についてニクヨ氏は「不動産の投資信託のこと。1人で大きい不動産を買うのはお金がかかるけども、小口化されて証券化されたものを買うということ。いろいろな種類があって、Jリートの中でもオフィスビルなどに投資をするのが1番メジャーだが、そうではなくて、物流倉庫など施設に特化したものとかもあるので、自分が有望だと思うような分野があれば取り組んでみるのもいい。この分野は将来値下がりそうだけど、この分野だったら将来上がりそうだなという不動産はあると思う。そういったものを選んで買っていけばいいのではないか」と説明。現物の不動産購入が難しい場合でも「Jリートで不動産を持っておくってのは1つの手」と述べた。
一方で、ニクヨ氏が推奨するのは「投資信託」だという「1番おすすめしているのは株式で、株式の中でも分散投資が利いている投資信託。投資信託だと何かあった時に現金化しやすいというところで逃げられる資産であるため」。
さらに、「株はインフレには強い資産と言われているので、このインフレ時代に入って、株式を中心とした投資信託に投資をする。外国の資産を持つのであれば、外株を入れた投資信託などを持つと、現金化もしやすくて、外国の資産も持てるというところで、1番現実的なのではないか」と具体的な手法を提案した。
外貨預金については「通貨自体の信認が下がっているような状態なので、相当高金利であれば考えてもいいと思うけども、高金利でなければ株とかにした方がいいと思う」との見方を示した。
安定資産と言われる「金」。まだ買っていないというニクヨ氏はどう考えているのか。「買おうかなと思っているけど……。急激に上がりすぎているから、大丈夫?という心配もある。意外と保守的なんです」と、リスク管理の重要性をのぞかせた。
(『わたしとニュース』より)
