KRY山口放送

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坑口があいて1年…犠牲者を追悼しました。

戦時中の水没事故で遺骨が残されたままとなっている宇部市の旧長生炭鉱…昨日(25日)、追悼の集いが行われました。

昨日、長生炭鉱の坑口の前には事故の犠牲者と同じ数183本のキャンドルライトが並べられました。

犠牲者の名前や亡くなったときの年齢が記されています。

この集いは、長年閉じられていた坑道の入口=坑口が去年9月に開けられてから1年が経ったことを記念し市民団体などが開いたものです。

参加者たちは、鎮魂の思いを込め、静かに手を合わせていました。

83年前の水没事故で183人が犠牲となった長生炭鉱では事故直後に坑口が閉じられましたが、

遺骨収集を目指す市民団体によって1年前のきのう(9月25日)、再び開けられました。

その後、坑口からの潜水調査では遺骨の発見に至りませんでしたが先月(8月)、沖にある排気塔=ピーヤからの潜水調査で人の足の骨や頭蓋骨などが回収されました。

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・井上洋子共同代表
「長かった。坑口が開いてからの1年間は」「(あかりが)風に揺れて命のようなものを感じます。1人でも多く 1日でも早く故郷に返したい」

市民団体では、来年2月、海外のダイバーを招いて大規模な潜水調査を行う予定です。

旧長生炭鉱についてはきょうの県議会でも取り上げられ人骨の返還やDNA鑑定について、県の担当者が答弁しました。

(県の担当者)
「遺骨の収集返還につきましては、 国の責任において対応されるものであり現時点、知事の現地訪問や県が国を訪問し、支援を直接求める予定はありませんが、県といたしましては、今後とも国の動向等を注視し状況に応じて適切に対応してまいります」

また、人骨を保管している県警は「身元特定のためには対照試料が必要で、現在、関係省庁で協議が進められている」と述べました。