史上最速「9・7」リーグV以降1勝3敗…藤川阪神のCSは「流れとか勢いとかの前には、いくら良い投手でも勝てない時もある」

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13日の巨人戦で逆転サヨナラ負けを喫した阪神・藤川球児監督(C)Getty Images

 阪神は9月13日の巨人戦(東京ドーム)に10-11と逆転サヨナラ負け。1点リードの9回。7番手のラファエル・ドリスが一死二、三塁のピンチから、代打・坂本勇人に中前へ2点タイムリーを運ばれ、力尽きた。

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 レギュラーシーズンの巨人戦は17勝8敗と圧倒。それでも、最終戦は意地を見せつけられた。「巨人も2位を確保しないといけない。先頭打者もけっこう出ていたし、阪神の投手陣を苦しめていた」と印象を語ったのは、2002〜04年まで猛虎の投手コーチを務めた野球評論家の佐藤義則氏だ。

 現役時代は阪急、オリックスで活躍し、阪神を含めセ・パ5球団で投手コーチを歴任した名伯楽は、9月14日に自身のYouTubeチャンネルを更新。阪神に対しては「連鎖反応みたいになってくることはあるからね」と注文を付けた。

 2リーグ制以降の史上最速となる9月7日のリーグ制覇翌日の8日に、守護神・岩崎優とセットアッパー・石井大智の出場選手登録を抹消。クライマックスリーズ(CS)を見据えてのリフレッシュ目的とみられ、13日の試合では不在だった。

 佐藤氏は「(2人が)いれば使って逃げ切っていたんだろうけど」と推測した上で「いくらいい投手でも全部が全部、パーフェクトで抑えてるわけじゃない。なんぼ良くても、チームの流れってあるから、周りのピッチャーが打たれたら、一緒に打たれるケースも出てくる。流れとか勢いとかの前には、いくら良い投手でも勝てない時もある」と警戒感を示した。

 リーグ優勝後は1勝3敗。9日のDeNA戦(甲子園)では、先発のアンソニー・ケイに7回3安打無失点に封じられるなど、0-3と完敗した。ケイは今季の対戦防御率0.57の“天敵”。「完全に抑えられてるわけだからね。(CSファイナルステージの)頭(初戦)で来られたら、負けて五分(1勝1敗)になる可能性もあるから、何とも言えなくなっちゃう」と思案顔だ。

 巨人には今季10勝4敗、防御率1.74の山崎伊織がいる。阪神戦は5登板で2勝0敗、同2.57。「CSになれば、もう一発勝負。最近は2位にならないといけないとか、色んなプレッシャーがかかって勝ち星はついてないけども、短期決戦は、まるっきり変わって投げられる」と強調した。

 CSファイナルステージの初戦は、約1か月後の10月15日。調整を重ねながら、進出チームの勢いとも対峙しなければいけない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]