この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

脳科学者の茂木健一郎氏が、「大規模言語モデル(LLM)の『尻尾』を掴む」と題した動画を公開。最新のAI技術である大規模言語モデルが果たして“言葉の意味”をどこまで理解できているのか、その核心に迫る独自の見解を披露した。

茂木氏はまず、「大規模言語モデルは本当にすごい能力を発揮していて、ネクストトークンプレディクションでチューニングテストはもう合格しちゃったんじゃないかと思う人が増えてきている」と、AIの性能が極めて高くなっている現状を評価。その一方で「じゃあ大規模言語モデルは言葉の意味をわかっているのかっていうと、おそらくわかってないのかもしれない」と指摘した。

さらに人間の“意味理解”の曖昧さにも言及。「そもそも人間だって言葉の意味がわかっているかというと、わかんないよね」「例えば“こもれび”という言葉の意味は、言葉で説明するしかないけど、とどまればとどまるほどゲシュタルト崩壊していく」と、言語の本質的な曖昧さや言葉の説明の困難さを語る。

続けて、「大規模言語モデルが本当に純粋に理解しているのか、という問いに対し、アメリカ西海岸は好意的だけど、チョムスキーのような東海岸の言語哲学者は冷淡で、『あいつらはまだまだダメだ、ストキャスティックパロット(確率的なオウム)にすぎない』という声もある」と、議論の温度差にも触れた。

茂木氏自身は「一見言葉を理解しているように振る舞う」大規模言語モデルについて「尻尾をつかむってことはできるのかなって思う」と指摘。「本当にこいつらは言葉を理解しているのか、その尻尾を掴むにはどうすればいいか、考えると良い」とし、「人間も本当は理解していないのに理解しているフリをしているだけだったら、どんなテストを設ければその尻尾を掴めるのか」と問題提起した。

動画の最後では、「ある言語システムが本当に言葉を理解しているのかテストする“尻尾をつかむテスト”は存在するのだろうか、と考えてみよう」と述べ、視聴者にも深い問いを投げかけて締めくくった。

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