夏野菜たっぷり!『きゅうりとズッキーニのカレー』【飛田和緒さん連載・三浦半島の野菜で】
人気料理家・飛田和緒さん。この連載は飛田さんの飾らないお昼ごはんをのぞき見させてもらいます。使うのは20年近く住む神奈川県・三浦半島の旬の食材! さて今日はどんな「さもない」お昼が見られるのでしょうか……?
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梅雨に入ったとたん、部屋の中の湿度計がぐっと高い値になりました。そして暑いのなんのって。肌にまとわりつく暑さが7月に入ってからもうずっと続いています。先ほどニュースで、高知が37℃だったことを知り、今年も夏が長くなりそうだな……と。一機に気温が上がりましたから、みなさん体調に気をつけてお過ごしください。
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きゅうりを大量消費!『きゅうりとズッキーニのスパイスカレー』


夏野菜だからたっぷりと水分が出て、大量だった野菜の量が半分くらいに一気に減ったところで、今度はふたを取ってフルーツトマトを2個だけ追加して煮つめて水分をとばし、塩としょうゆで味つけ。
炊きたてのご飯にかけ、新しょうがで作ったばかりの梅酢しょうがを添えました。カレーにはしょうゆを必ずといっていいほど入れます。カレーの味が強いから、しょうゆらしさは出ませんが、発酵調味料が入ると深みが出ますよね。特に野菜だけのカレーのときにはしょうゆでうまみをプラスしたい。「しょうゆって偉大だな」と、カレーを作るたびに思います。
夏野菜は火の通りが早いから、あっという間に調理完了。部屋じゅうにスパイスのいい香りが漂っています。気持ちだけでも梅雨のジメジメを吹き飛ばしたい気分でしたら、こういうときにカレーっていいですね。香りよし、味よし、食べた後のすっきり感がたまりません。
すぐに食べないなすときゅうりは塩漬けに

なすは水けがしっかりと出たら、甘酒とみそを合わせて漬けものにしたり、かるく絞ったものをサラダにしたり、炒めものにも。塩をしてあるから炒めものもあっという間に火が入るんです。
冷蔵庫にそのまま入れておくとしぼみますから、すぐに食べないときには塩をしておきます。切り方は薄切りだけでなく、乱切りや輪切りなど切り方で使い勝手を思いつくので、特に決めずにそのときの気分で。きゅうりも同じ。ただ、今日のきゅうりは小さいサイズなので、たぶんこのままかじることになるでしょう。
塩漬けしたきゅうりとなすを豆乳そばに添えて

そばつゆと豆乳の割合は「2:1」。わたしは豆乳多めが好みですが、まず試してみるときはこの割合を目安に作ってみてください。最後につゆが少なくなったら、そば湯ではないですが、豆乳をたっぷりと注ぎ入れて飲み干すくらい気に入っています。
そばだけでなく、そうめんもうどんも、なんなら冷やし中華のたれにも豆乳を入れます。夏は麺類を食べることが多くなりますから、つゆに変化をつけます。昆布やかつおだけでなく、煮干しだしにしたり、干ししいたけのもどし汁をだしにしてめんつゆをこしらえるのもおすすめです。だしが変わると劇的に味が変化しますから飽きません。
夫がなぜ十割そばに凝りだしたかというと、メジャーリーグのダルビッシュ選手の毎日のお食事メニューに興味津々。今まで白めし一辺倒だったご飯を麦めしにしたり、玄米にしてみたり、鶏むね肉やささ身を積極的に食べたいと言ってみたり。そばも小麦が入っていない十割がいいと大量買い。
お酒をやめたら、きっと多少の効果が得られるのではないかと思っているのですが……暑いとビールがおいしいしね。ダルビッシュ選手のようになりたいわけではないけれど、お食事を多少なりとも考えるきっかけになるといいです。
豆乳そばには、塩をしてあったなすときゅうりを添えて。夫は冷凍庫から天かすを持ち出し、ふりかけてました。天かす入れたら十割そばにする意味があるのか…。葛藤の日々。台所仕事は続きます。
わたしはまた明日も残った野菜カレーを白めしで食べよーっと。
飛田和緒

飛田和緒(ひだかずを)
料理家。神奈川県・三浦半島に夫・娘と住みはじめてから18年になる。海辺暮らしならではの魚料理や、地元の食材を使ったシンプルな野菜レシピが人気。繰り返し作りたくなる常備菜は、幅広い層から支持されている。お弁当や朝ごはんの記録をつづったインスタグラム(@hida_kazuo)も話題。著書に『いちばんおいしい野菜の食べ方』(小社)など。
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