濱口竜介監督が台湾訪問 エドワード・ヤン作品は「人生が変わるような衝撃」
濱口監督はヤン監督の作品について「一度では単純では分からないような複雑な物語構成を持っている。一回で全てを見切れる人はいないだろうというような作り方」だと分析し、「何度も見ることを前提にしているような映画だと思う」と話した。
濱口監督の訪台は3回目。台湾グルメの「大腸麺線」が好きで、今回も機会があったら食べる予定だという。
台湾で映画を撮影する計画があるか尋ねると「ない」と率直に回答。だがインタビューを実施した新北市について「新北に来ると(台北とは)また違う雰囲気があって、新北というこの場所もすごく面白いのではないかと思ったりもした。もし撮るとしたら、そういう可能性もある」と語った。
記者がおすすめの台湾の観光地として新北市の「野柳地質公園」を挙げ、女王の頭のような形をした岩石「女王頭」(クイーンズヘッド)の写真を見せると、「あ〜、すごい」と興味しんしんな表情を浮かべた濱口監督。自然風化の影響で首の部分が細くなり、断裂の危機に面していることからできるだけ早く訪問するよう勧められると、「首が折れる瞬間を映画にしてみても」と冗談を飛ばした。
ヤン監督の回顧展「一一重構」は新北市の国家映画・視聴文化センターで22日から10月22日まで開催。19日から22日までは、濱口監督作品の特別上映も同所で行われる。
(名切千絵)
