ミュージカル産業発展目指す 日本式建築に人材育成や交流の拠点 台湾(台北市栄耀文創産業基金会提供)

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(台北中央社)カフェとして長く親しまれた日本式建築に、ミュージカルの作家や俳優らが交流し学び合う拠点「二條通劇匯」がオープンする。ミュージカル産業の発展を目指す「台北市栄耀文創産業基金会」の執行長、孫瑞君さんは、人材交流や作品の製作、市場とのすり合わせなどを通して、台湾ミュージカルを産業として発展させたいと意気込む。

台北市内に100年近く前から残る日本式の建物。日本統治時代には写真館が営まれ、警察官舎としても使用された。リノベーションを経て開業した人気カフェ「二條通・緑島小夜曲」は今年1月に閉業。同基金会が入居し、ミュージカルの拠点として運営することになった。

1日、中央社の取材に応じた孫さんは、ミュージカルに関わる人たちにここでの講習会や交流を通じてさまざまなスキルを習得してほしいと願っている。補助金や助成金の獲得を目指す人が多いが、手続きが煩雑にもかかわらず金額は高くないとした上で、「補助金や助成金ではなく、スポンサーを直接見つける力をつけてほしい」と語った。

開設後は、プロデューサーの育成を目指す講習会や異なる分野のアーティストを集めての作曲ワークショップ、脚本の分析、新曲発表会などのイベントを予定している。

「自身が参加してみたいものばかり」と孫さん。参加者同士が深く交流できるよう少人数制にするという。「みんなで一緒に前進するパワーを身に付けたい」と力を込めた。

(趙静瑜/編集:楊千慧)