【前園真聖コラム】第412回「中国戦は誰も評価しようがない戦いでした」
前回のコラムでも言いましたが、今回のE-1選手権の選手からワールドカップメンバーに入れるのは1枠くらいでしょう、そんな厳しい中でも最後にインパクトを残すアピールを期待していたのですが、残念な結果になりました。
日本の第2戦、中国戦は見どころのない試合でした。集まってから試合までに時間がなかったというのは分かるにしても、単純なミスは多いし、動きやパスの質も低い内容で、誰も輝くことはありませんでした。
しかも中国の先発メンバーは平均23.7歳、FWの34歳、DFの28歳の選手を除くとみんな23歳以下の選手です。その相手にこんなクオリティの低いゲームをしてしまっては、誰も評価しようがありません。唯一、相馬勇気が出て、左サイドを崩したプレーだけがよかったと言えるくらいです。
もっとも、この大会が始まる前に「韓国との勝負」と言いましたが、実際に次の最終戦はそういう試合になりました。韓国戦でどれくらいやれるのか見せない限り、ワールドカップメンバー入りはありません。
韓国も国内組の日本と同じ状況で組まれているチームです。そういう相手との戦いですから「個」の差がハッキリ分かる戦いになるでしょう。選手たちは最後のチャンスにかけてほしいと思います。
(撮影:スエイシナオヨシ/PICSPORT)
日本の第2戦、中国戦は見どころのない試合でした。集まってから試合までに時間がなかったというのは分かるにしても、単純なミスは多いし、動きやパスの質も低い内容で、誰も輝くことはありませんでした。
もっとも、この大会が始まる前に「韓国との勝負」と言いましたが、実際に次の最終戦はそういう試合になりました。韓国戦でどれくらいやれるのか見せない限り、ワールドカップメンバー入りはありません。
韓国も国内組の日本と同じ状況で組まれているチームです。そういう相手との戦いですから「個」の差がハッキリ分かる戦いになるでしょう。選手たちは最後のチャンスにかけてほしいと思います。
(撮影:スエイシナオヨシ/PICSPORT)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。