【戸塚啓コラム】狭き門をくぐるのは誰だ。E−1選手権の最注目は杉岡大暉
プロ4年目の20年には、鹿島アントラーズへステップアップする。しかし、定位置をつかみ取ることはできない。翌21年もチーム内の序列を変えられず、東京五輪のメンバー入りを逃した。
21年8月には、湘南に期限付きで復帰した。3バックの左センターバックと左ウイングバックで起用され、プレータイムを少しずつ確保していく。
今シーズンは開幕スタメンこそ逃したものの、4月10日の8節から先発に定着した。鹿島で失っていたゲーム体力とゲーム感覚を取り戻せば、攻守にアグレッシブかつダイナミックなプレースタイルは目を引く。代表復帰は驚きでなかった。
カタールW杯は登録メンバーが26人となったが、DFは各ポジションふたりが基本だろう。左SBではすでに3人が競争を繰り広げており、杉岡は厳しい立場だ。それでも、サイドバックとしての攻撃力は、中山と伊藤を上回る。ポリバレント差でも劣らない。
杉岡がコパ・アメリカ以来の国際舞台で、分かりやすい結果を残すことができれば──カタールヘの道が開けてくる、と思うのだ。
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1968年生まれ。'91年から'98年まで『サッカーダイジェスト』編集部に所属。'98年秋よりフリーに。2000年3月より、日本代表の国際Aマッチを連続して取材している