新しいもの好きの人々が2020年の夏ごろ、のどから手が出るほど欲しがっていたものがある。それはハンドサニタイザー(手指消毒剤)でも除菌シートでもなく、音声SNS「Clubhouse」のアカウントだった。

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音声のみで交流するこのソーシャルメディアが20年春に登場して以来、シリコンヴァレーはその話題でもち切りだった。Clubhouseを利用するには、このアプリの既存ユーザーからの招待が必須だったからだ。

この招待枠は何カ月もの孤独な日々を強いられた自粛期間中に需要が急増し、ネットオークションのeBayでは数百ドルの値をつけて販売する者が現れたほどだった。招待待ちの人数は最大1,000万人にまで膨れ上がり、『WIRED』を含む多数の媒体がClubhouseをソーシャルメディアの未来形と讃えた。