なぜアメ車風「RAV4」が人気に? ミツオカ初の新型SUV「バディ」が納車2年待ちでも殺到する訳

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ミツオカの歴史上、初のSUV「バディ」とは?

 ミツオカの新型「Buddy」(バディ)は、2021年6月24日に発売されるビンテージアメリカンなデザインが特徴のモデルです。
 
 2020年11月26日に発表され先行予約の開始以降、多くの反響が集まったことで、生産計画を見直したといいます。
 
 新型バディが人気の理由とはどのようなものなのでしょうか。

ミツオカ初のSUVとなる新型「バディ」 なぜこれほどまで人気なのでしょうか?

 新型バディは、ミツオカ初となるSUVとして、トヨタ「RAV4」をベースにアメリカンなデザインを採用したモデルです。

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 フロントフェイスは、縦目角型2灯ヘッドライトや大型メッキフロントグリルやメッキバンパーを採用。

 ボディカラーのバリエーションは18色あり、クラシカルなベージュやグレーだけでなく、イエローやオレンジなどの明るいトーンを楽しむこともできます。

 さらに、新型バディにはビンテージ風のホイールやロゴなどの自分らしいカスタマイズができるオプション以外にも、ルーフキャリアなどの実用性の高い装備も用意するなど、さまざまなカスタムすることでよりビンテージな雰囲気やモダンなスタイルなど自分好みに変化させられます。

 ボディサイズは、全長4730mm×全幅1865mm×全高1685-1690mmと、ベースのRAV4と比べて少し全長が長くなっています。

 パワートレインはベースとなるRAV4と同じく、2リッターガソリン車と2.5リッターハイブリッド車を設定。

 新型バディのグレードは、ガソリン車に「20LX(4WD)」「20DX(4WD)」「20ST(2WD/4WD)」の3種類。ハイブリッド車は「HYBRID DX(E-Four)」「HYBRID ST(E-Four/2WD)」と5種類が用意されました。

 ミツオカでは、2020年9月末から順にティザー画像を公開。そして、外観デザインを10月末にティザーサイトで公開したところ、ミツオカのサイトに多くのアクセスが集中し、サイトが一時的に見られなくなったほか、SNSでも大きな反響がありました。

 同年11月26日に先行予約を開始。元々の新型バディの生産台数は、2021年に50台(即完売)、2022年以降に年間150台という規模でおこなわれる計画でした。

 そして、今回の正式発売日の発表の際に、予定していた年間生産計画を150台から2倍に増やした300台にまで拡大することを明らかにしています。

 新型バディについて、ミツオカの担当者は「バディ自体の知名度も2020年の発表当初より上がってきており、それに乗じて、現在でもお問い合わせが増え続けている状況です」と話します。

 SNSでは「アメリカンな見た目でトヨタなんて最高」「SUVに乗る予定はなかったけど、バディならアメリカンでかっこ良いから乗ってみたい」という声もありました。

 新型バディに寄せられるユーザーの声について、前出の担当者は次のように説明しています。

「バディが人気である理由として、第一に挙げられるのはデザインです。アメリカンな見た目やスクエア型のデザインが、かっこ良いと評判をいただいております。

 また、クラシカルな見た目ながらも、内部は最新のクルマとなっているので、維持費や燃料代、故障の心配が少なく、安心してクラシックカーの雰囲気を楽しめるという点でも人気を集めています」

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 近年、SUVは人気のジャンルです。そうしたなかで、多彩なボディカラーやオプションパーツの設定など、「人気のSUVに乗りたいけど、人と被りたくない」という心理に上手くマッチした1台といえます。

 また、外観はアメリカンという個性を強調しながら、中身は国産メーカートヨタの信頼性という絶妙なバランスが人気の要因といえるのかもしれません。