インドの大富豪が私財を投じてインドに激安の高速無線通信網を構築する計画を2016年に発表しましたが、この計画により設立された「Jio Platforms」はわずか4年たらずでインド最大の通信事業者にまで成長。そして新たに、GoogleがJio Platformsに対して45億ドル(約4800億円)の出資を行うことが2020年7月15日に発表されました。Jio Platformsは4月にFacebookからも約6000億円を出資されています。

Bringing internet access to millions more Indians with Jio

https://blog.google/around-the-globe/google-asia/bringing-internet-access-millions-more-indians-jio

Google confirms it is investing $4.5 billion in India's Jio Platforms

https://www.cnbc.com/2020/07/15/google-jio-platforms-deal.html



インド人実業家のムケシュ・アンバニ氏は2016年に自らの資産を投入し、「リライアンス・Jioネットワーク」という4Gの高速無線通信を激安で提供することで、インド全土に一気にインターネット通信網を築く計画を開始しました。

インド一の実業家が私財を投じて激安の高速無線通信網を構築、インドにIT革命到来の予感 - GIGAZINE



リライアンス・Jioの価格破壊とも言えるサービスを提供したことで、ライバルの通信会社では価格の低下・通信容量の引き上げといった動きが起こりました。アンバニ氏の試みによってインドのインターネットサービス全体で変化が起こり、IT国家としてのさらなる一歩を踏み出したといえます。

そして2020年7月15日付で、Googleがリライアンス・Jioの親会社である通信事業社Jio Platformsに対して45億ドル(約4800億円)の出資を行うことを発表しました。Googleの発表によると出資はインド当局による審査待ちですが、認められれば、株式投資のほかパートナーシップ・インフラ・エコシステムへの投資が組み合わさり、今後5〜7年にわたってインドのデジタル経済を加速させる見込みとのこと。

Googleのサンダー・ピチャイCEOは自身のTwitterアカウントで「全ての人がインターネットにアクセスするべきです。#GoogleForIndiaのデジタルファンドから45億ドルの最初の投資を行い、スマートフォンを持たない何億もの人々のインターネットに接続を促すReliance Jioのパートナーになれたことを誇りに思います」とつづりました。



GoogleとJio Platformsとのパートナーシップは、「Android OSとPlay Storeに最適化したエントリーレベルの安価なスマートフォンの共同開発」を含むものとのこと。Googleはこのパートナーシップを第一歩として、他の地域的なリーダーと協力して、インド全土の人々にAndroidスマートフォンが届くようにしていきたいと述べています。

なお、2020年4月にはFacebookがJio Platformsに約6000億円を出資し、7月はじめにはIntelが約270億円の出資を行いました。