電気を「見える化」して節電するスマートクロック! 毎日見る時計が、従業員の残業を減らし、働き方の意識を変える
日本においても、北海道胆振東部地震や台風19号による千葉県での大きな停電で、我々の生活が電気に依存している事実を思い知った。
節電や蓄電池などの予備バッテリーでの備えは促されているが、電気は目でも見ることができないため、ついつい無駄に消費してしまう。
日本テクノの「スマートクロック」は、そんな目に見えない電気を見える化することで、電気の節約に繋げるアイテムだ。
■従業員の節電意識に加え、働き方改革にも繋がる
日本テクノのスマートクロックは、電気の使用量に応じてLEDで知らせてくれる時計だ。
スマートクロックは、文字盤の周囲に発光ダイオード(LED)が内蔵されており、設定した消費電力の目標にあわせて、LEDの色を変化させて知らせてくれる。
・緑色は、通常通りで、目標値の0〜89%以内の使用量
・黄色は、注意信号で、目標値の90〜99%に使用量に達している
・赤色は、使い過ぎで、目標値の100%以上使っている
このようにLEDの色で、電気の使用状況を視覚的に把握することができる。

目標値の100%を超えると、赤色で警告してくれる。
スマートクロックには、あらかじめ音声メッセージが登録されており、設定された時間に音声でメッセージを流すこともできる。
たとえば、終業時間になると、
「終業時間になりました。必要のないエネルギーと残業を控えましょう」
このような音声メッセージで通知して、残業を減らすように促すこともできる。
さらにスマートクロックは、専用モニター「スマートメーター エリア」を利用することで、より詳細な電気の使用量を確認できる。
スマートメーター エリアは、
・ニコちゃんマーク
・数値
この2つによって電気の使用状況をリアルタイムに知らせてくれる。

ニコちゃんマークが笑っているので、消費電力にまだ余裕があることがわかる。
■誰もが1日に何度も見る時計で節電を促す
スマートクロックは、企業向けの節電ソリューションである。
病院や工場、大型施設などでは一般家庭とは異なり、高圧電力を使用しているため、毎年契約する電気料金も当然高い。
本年度の最大消費電力を低く抑えることができれば、次年度の契約では電気代を安く抑えた契約に変更ができる。
末端の作業現場まで節電意識を高めるとは、年間の最大消費電力を下げる効果も大きい。
しかし、既存の電気使用量を確認するサービスは、専用モニターで確認するスタイルで、末端の作業員や就業者の節電意識を上げるにはあまり効果的ではなかった。
そこで日本テクノは、誰もが1日に何度も見る時計に着目した。
電気使用量のチェックに時計を組み合わせた製品はスマートクロックのみとのことで、世界25カ国で特許を取得済みだ。
日本テクノの営業担当者は、スマートクロックを売り込むために、タブレットで使用できるARアプリを開発して利用しているという。
ARアプリを利用することで、営業先の現場でも、スマートクロックを設置した際のイメージを、タブレットの画面で確認することができる。

ARを使用することで、壁に取り付けた様子を把握することができる。
スマートクロックは現在、製造業を中心に日本全国5万カ所に設置されており、節電と共に働き方改革にも役立っている。
ITライフハック 関口哲司
