レバークーゼン戦に先発出場した大迫は、リーグ戦2試合連続の今季4点目となる先制点をゲットし、2-0の勝利に貢献【写真:Getty Images】

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レバークーゼン戦で先制点、左サイドからのクロスを受けて今季4点目

 ハリルジャパンのエースでケルン所属のFW大迫勇也が、シーズン終盤戦に向けて調子を上げてきている。

 現地時間18日に行われたブンデスリーガ第29節レバークーゼン戦に先発出場した大迫は、リーグ戦2試合連続の今季4点目となる先制点をゲットし、2-0の勝利に貢献した。最下位脱出を果たす勝ち点3をもたらした大迫に、クラブ公式サイトも賛辞を送っている。

 5試合連続のスタメン出場となった大迫は、前半9分に巡ってきたファーストチャンスをきっちりと生かした。MFレオナルド・ビッテンコートが左サイドを突破し、ラストパスを配球。マイナス気味にきたボールを大迫がスムーズに左足シュートに持ち込む。これを相手GKは一度セーブするもボールがラインを割り、ケルンにとっては喉から手が出るほど欲しい先制ゴールとなった。

 その後も大迫は得意のポストプレーと視野の広さを生かしたパスなどで、何度かチャンスを演出した。チームメイトがそのチャンスを生かし切れなかったものの、後半24分にFWシモン・ツォラーの追加点で勝負あり。クラブ公式サイトではマッチレポートで「納得できるパフォーマンス」、「ケルンはレバークーゼンのビルドアップを激しいプレスで止めにいった」と記した通り、不振にあえぐチームが今季見せた屈指の好内容だった。

 特に貢献度を高く評価されているのは大迫だ。先制点のシーンについては、以下のように記されている。


スタメン復帰後5試合で3ゴールと復調

「ビッテンコートが左サイドを突破し、完璧なボールをオオサコに送った。日本人ストライカーは“グレートタッチ”によってボールを前方に持ち出して、左足で相手GKレノを打ち破った」

 大迫の特徴である、柔らかなボールタッチが最大限に生かされたゴールだったことを認めている。大迫は今季前半戦でゴールに恵まれなかったものの、先発復帰したここ5試合で3ゴールと復調の気配を漂わせる。残留争いの救世主になるとともに、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表にとっても心強いパフォーマンスと言えそうだ。


(Football ZONE web編集部)