SIMフリーiPhoneの値下げ、3つ目の隠れた理由とは? 1人1台時代の終焉か

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AppleがSIMフリーのiPhoneを5,000円〜9,000円ほどの値下げが発表されて話題です。
対象は、SIMフリー版のiPhone6シリーズ/6sシリーズ/SEです。
値下げ幅が大きいのは、iPhone 6s Plus 128GBなどの9,000円で、もっとも値下げ幅の小さいiPhone SE 16GBでも、5,000円の値下げとなっています。

この突然の値下げ、理由についても、様々な憶測がされています。
もっとも可能性が大きいと言われているのが、円高の影響です。
これまでも、Appleは。為替の影響でApple製品の値上げも行っており、今回は、その逆の結果という見方です。

またほかの理由としてあがっているのが、国内でのiPhoneの販売環境の変化です。
総務省からの0円販売などが横行した市場の是正に対する介入の影響です。是正が十分とはいえませんが、一部自粛などもあることから、これまでよりキャリアでの販売数が減少する可能性を考えているのかも知れません。

○実は、3つ目の理由がある?
それは、AppleのiPhoneの機種の増加です。
これまで、iPhoneは、2年頃にメジャーアップした新製品、1年毎にsバージョンにアップした新製品を1機種ずつリリースしてきました。

利用者は、2年毎、1年毎に機種変更をすれば最新のiPhoneを使うことができました。

ところが、iPhone 6以降は、2機種が登場し、翌年に通常通りsバージョンが2機種、さらに2年目の今年は、iPhone SEの登場で3機種となっています。

こうなると、2年の通信契約が基本で、月々の通信料の負担が大きなキャリア販売に頼っているだけでは、せっかく3機種を提供しても、販売数は1機種と大きく変わらない可能性があるわけです。

そこで、SIMフリーiPhoneです。
SIMフリーiPhoneは、MVNOなどの格安SIMカードで利用ができます。
格安SIMは、契約縛り(最低使用期限)がなかったり、1か月や1年以内だったりと、短いのが特徴です。また、月額の通信料金も大手キャリアの半分から1割程度に抑えることができます。

これまでのキャリアでは、1つのいPhoneしか購入できなかった人も、格安SIM+SIMフリーiPhoneの組みあわせなら、2台以上を持つことも可能になります。


つまり、SIMフリーiPhoneの値下げは、ユーサーが安く購入できるだけでなく、既存キャリア依存の販売からの転換という側面も考えられます。

また、Appleには、ひとり1台のiPhoneから、一人で複数台のiPhoneという世界も視野にあるのかもしれません。