やる気スイッチが見つからない人に! 脳科学的に見る、正しいやる気の出し方3つ
「最近やる気がでない」「やる気スイッチってどこにあるのかな……」などと言うとき、私たちはまるでやる気がどこかから降ってくるものであるかのように感じているのではないでしょうか。もしくは、強い意志や精神の鍛錬が欠かせないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、泣いている女子に「泣くのをやめろ」と言ってもまったく泣き止むことがないように、自分自身に「やる気を出せ」と言ってもまったく効果がないことは誰もが知っていることかと思います。第一、出そうと思って出るなら簡単な話。カギを握っているのは「脳」です。
身体や心を動かしているのは、ご存知の通り、脳。となれば、脳がやる気を出すように行動すれば、私たちにはいつでもやる気が湧いてくるというわけです。脳科学的に正しいやる気の出し方をまとめてみましょう。
■ 散歩する
手足を動かすことで脳の血流が良くなり、やる気モードに切り替わります。自分の席にじっと座ったままやる気の神が降りてくるのを待つくらいなら、とっととコンビニにでも買い物に行ったほうがよっぽどやる気を出しやすくなります。
哲学者のカントは毎日同じ時間に散歩をしていたことで知られています。また精神分析の祖・フロイトは、ものすごく速いスピードで散歩をしたのだとか。もしかして、歩くと脳がよく働くようになることをなんとなく実感していたのかもしれませんね。
■ とりあえず何かする
仕事へのやる気が起こらないなら、机に座ってため息ばかりついておらず、とりあえずそのへんを片付けたり、コピー取りなどの雑用をしたりしましょう。このとき、手を使って何かをするというのがポイントになります。
手を動かすと、大脳辺縁系の側坐核と呼ばれる部分が刺激されます。ここはやる気に大きく関わってくるところなので、心理学者のクレペリンが「作業興奮」と名付けた状態になるのです。
やる気を出したくなったときのために、シュレッダーや引き出しの片付けなど「とりあえず」的な作業はとっておくのも良いかもしれませんね。
■大きな目標は細かく分けて「それならできる」と思わせる
「企画案を100本考える」など、大量の仕事が控えていると、脳はどうしても「やりたくない」と拒否感のほうが強くはたらきがちです。で、やりたくないと思ったまま月日が過ぎ、締め切り直前になって焦る……という状態になった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
それを防ぐには、「これならできそう」という単位にまで目標を細かく分けるのが効果的。たとえば「全部で企画100本」ではなく「1日あたり企画10本×10日」と考えたら、頑張ればなんとかできそうな気がするものです。
「できそう」と脳が思ったなら、やる気も沸いてくるでしょう。
いかがでしたか? これまではやる気の神に頼っていた人も、まずは「やる気を操る」という発想にシフトすることから始めてみませんか。
(文/赤木麻里)
