学生の窓口編集部

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全国清涼飲料工業会は、「清涼飲料業界の今」として、2014年の清涼飲料業界の状況を発表した。

2014年の生産量は2004万2500キロリットル(前年比99.1%)で、生産者販売金額は3兆6476億円(同99.5%)となった。2013年までは4年連続のプラス成長を続けてきたが、5年連続の記録更新とはならなかった。

「清涼飲料生産量の推移」

カテゴリー別では、炭酸飲料が前年比100.8%、果実飲料などが同94.5%、コーヒー飲料などが同100.8%、茶系飲料が同99.8%、ミネラルウォーターが同101.8%、野菜飲料が同97.9%、スポーツ・機能性飲料が同90.7%。コンビニのカウンターコーヒーの攻勢で販売量が注目された缶コーヒーは、ボトル缶が伸びほぼ前年並みに、ボリュームの大きい茶系飲料もほぼ前年並みとなった。

「清涼飲料品目別生産量推移」

容器別生産量では、PETボトルが前年比99.6%、缶が同97.6%、びんが同92.6%、紙容器が同97.1%と、傾向に大きな変化は見られなかった。しかし缶の内訳では、「タブを引き起こしてから戻すと飲み口が開き、タブ自体が缶体から外れない構造になっている缶」であるSOT缶のうち、アルミSOT缶が同121.2%、一方スチールSOT缶が同83.4%に。

従来、アルミ缶でのミルク入り缶コーヒーの製造などについては、「日本缶詰びん詰レトルト食品協会」により、衛生面から製造自粛するよう指導がなされてきたが、昨年8月、殺菌技術の進歩やHACCP認定工場が広まってきたことなどから、この製造自粛が解除、「全国清涼飲料工業会」に届け出を行うことで可能になったことが関係している。

「2014年清涼飲料容器別生産量」

容器別構成比では、PETボトル69.5%、缶17.0%、紙容器8.9%、びん1.5%。PETボトルの構成比は前年より0.2ポイント上昇した。

「2014年清涼飲料生産量構成比」