auの超タフネススマホ「TORQUE」はスゴイけど本格的なダイビングには使えない?防水スマホ「IPX8」の謎

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auの2015年夏モデルの中でも、ひときわ注目度が高いのが京セラ製タフネススマホ「TORQUE(G02)」だ。
あらゆるアウトドアシーンを想定したスマホで、もはやスマホではなくアウトドアグッズであると言っても過言ではない。

アウトドアスポーツ愛好家に注目されている「TORQUE」のウリに、「水中撮影モード」がある。
スマホのセンサーにより、自動的に水中かどうか判別し、水中で撮影しても「ゆがみ」や「色合いの変化」を補正してくれるという機能だ。

さらに、今回の「TORQUE」は塩水耐久(海水など)仕様となっているため、「お、ダイビングで使えそう」とマリンスポーツ愛好家の中でも注目度が上がっている。

しかしながら、安易に「ダイビング」で使えるかというと、そうではない。


●注意したい「IPX8」の壁
防水機能や規格には。使える「水深」がある。その指標が「IPX5」や「IPX8」と表示されているモノだ。
この表示は、防水・防塵に対応したスマホには原則ついてくる。この表示によって、どの程度の防水(防塵)性能を持っているのか把握できるようになっている。

今回「TORQUE」が取得している防水性能は「IPX5/IPX8」となる。

それが何を意味するかというと、
・IPX5 … 内径6.3mmのノズルを用いて、約3mの距離から約12.5ℓ/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても、電話機としての性能を保ちます。
・IPX8 … 常温で、水道水、かつ静水の水深1.5mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、本体内部に浸水せず、電話機としての機能を保ちます。

※auホームページより

具体的には、「豪雨や波打ち際で使っても大丈夫だし、人間が立てるような高さであれば水に入れても大丈夫」ということを指している。

歩けるような水深が浅い場所で魚を撮影するのであれば大丈夫だが、深い場所では水没状態になる可能性がある。
最強タフネススマホ「TORQUE」は、海水対応でもあるので、上記のように浅い場所なら、海でも水中撮影できるが、本格的なダイビングで使えるかというと「NO」なのである。


いちおう小さく注意書きがある。ちなみに撮影シーンで使われている魚は浅瀬に住む種類なのでセーフだ


●同じ防水スマホでも気にしたい「IPX7」と「IPX8」の違い
ちなみに、日本では多くの防水スマホが登場している。
国内メーカー製のスマホは、ほぼ防水といっても過言ではないだろう。

しかし、ひとくちに防水スマホといっても、性能差があるので注意しよう。
タフネススマホ「TORQUE」や、ソニーの「Xperia Z4」は、「IPX8」を取得し、水深1.5mに30分沈めても大丈夫だ。
一方、シャープの夏スマホが取得しているのは「IPX7」だ。
「IPX7」と「IPX8」の違いは、水に沈めた時の水深。
「IPX7」 … 水深1m、常温の真水に30分間放置している(防浸)
「IPX8」 … 水深1.5m、常温の真水に30分間放置している(水中)

というもの。
どちらも、水中に沈めていることに違いは無いが、マリンスポーツなどでアクティブに使うのであれば、深い水深に対応する「IPX8」を取得しているスマホのほうが安心だろう。

これらの表記は、カタログやホームページに必ず記載があるため、機種を選ぶ際や水辺に遊びにいく際には、必ずチェックしておこう。

TORQUE G02|au


布施 繁樹