中国人の足が遠のき始めた?韓国で今後の先行きに高まる不安=中国
中国人旅行客は日本の旅行業界にとって上顧客とも言える存在だが、それは韓国でも同様であり、中国人の旺盛な消費は日韓をはじめ、各国に大きな経済効果をもたらしている。だが、韓国では高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備の決定を巡って中国人旅行客の客足が遠のき始めており、今後の先行きに不安が高まっているようだ。
記事は、2016年8月に韓国を訪れた中国人旅行客は前年同月比70.2%増だったものの、同月に韓国政府がTHAAD配備を決定したことで、9月には伸び率が同22.8%まで落ち込み、11月には1.8%増まで鈍ったと紹介した。
16年に韓国を訪れた外国人旅行客は約1741万人だったが、そのうち47.5%が中国人だった。約半分を中国人が占めるなかで、韓国を訪れる中国人の伸びが急激に鈍れば各方面に深刻な影響が生じることは容易に想像がつく。
春節(旧正月)期間中に国外に旅行に出かける中国人旅行客の数は約600万人に達すると見込まれており、中国のオンライン旅行サイトである携程旅行網によれば、春節期間中の人気の渡航先は1位がタイで2位が日本だったが、韓国は7位まで順位を落としている。
そのほか記事は、中国政府は旅行会社に対し、韓国に渡航する際に必要となるビザの申請数を減らすよう口頭で指示を出していると伝えている。これはTHAAD配備に対する報復措置と考えられるが、記事は「中国人旅行客のウエートが高い韓国の旅行市場では、中国人の足が遠のくと免税店などは深刻な打撃を受ける」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
