9日に草薙球場(静岡県)にて14年度の第1回合同トライアウトが開催される。01年から毎年2度開催されているが、この狭き門をくぐり抜けて、入団に漕ぎ着けた選手たちを振り返っていきたい。

 合同トライアウトの合格第1号は01年、近鉄から戦力外通告受けた後、横浜に入団した吉田好太。ただし、1年間プレーしただけで現役を引退しており、プロ野球界の厳しさを物語っている。

 トライアウトでは、一度プロ野球界を離れた選手が復帰をかけて挑んでくる場合もある。05年にロッテとの契約を勝ち取った代田建紀は、03年のオフに足の故障でロッテを自由契約となったが、1年の浪人期間を経て04年に行われた合同トライアウトで当時ロッテの監督であったボビー・バレンタインの目に留まり、再びプロ野球界に復帰を果たした。

 また同じく04年、99年に広島から戦力外を受けた宇野雅美が、5年間社会人野球でのプレーを経て臨んだトライアウトでヤクルトとの契約を結んでいる。

 近年は、合同トライアウトで気になった選手を秋季キャンプに参加させ、入団テストを実施するという方式も増えている。09年のトライアウト合格者は1人であったが、トライアウトの後にテストを受けて契約を勝ち取ったという選手は今岡誠、山田秋親、的場直樹と3人もいた。

 来季もプロ野球の舞台でプレーするために、自らの生活を懸けた戦いが2日後に迫っている。今年は中日の堂上剛裕やDeNAの藤井秀悟など60名が参加する。果たしてこの中から、プロ野球にしがみつける選手は何人現れるだろうか。

◆ 合同トライアウト歴代合格者

【2001年】

合格者 1人

投手:なし

野手:吉田好太

【2002年】

合格者 0人

投手:なし

野手:なし

【2003年】

合格者 0人

投手:なし

野手:なし

【2004年】

合格者 9人

投手:宇野雅美、富岡久貴、三沢興一、河本育之

野手:井出竜也、代田建紀、野村克則、林孝哉、福井敬治

【2005年】

合格者 2人

投手:小倉亘

野手:瑞季

【2006年】

合格者 3人

投手:遠藤政隆、横山道哉

野手:定岡卓摩

【2007年】

合格者 7人

投手:石川賢、谷中真二、萩原淳

野手:小関竜也、斉藤宜之、斉藤秀光、三浦貴

【2008年】

合格者 5人

投手:大西正樹(育成)、ユウキ(育成)、中村泰広(育成)

野手:森岡良介、吉本亮

【2009年】

合格者 1人

投手:なし

野手:西谷尚徳(育成)

【2010年】

合格者 5人

投手:小林雅英、多田野数人

野手:荒川雄太、大城祐二(育成)、大西宏明(育成)

【2011年】

合格者 7人

投手:阿部健太、木下達生、加藤大輔

野手:中谷仁、石井義人、紺田敏正、小林高也(育成)

【2012年】

合格者 5人

投手:星野智樹、大立恭平(育成)、蕭一傑(育成)、林啓介(育成)

野手:柴田亮輔(育成)

【2013年】

合格者 4人

投手:有馬翔(育成)

野手:勧野甲輝(育成)、細山田武史(育成)、松冨倫(育成)

※入団テスト合格者、秋季練習参加後の入団者は含まない