米国でネットユーザーの75%が動画を日常的に見る理由とは?(前編:いつ・どこで見ているのか)
米国では、Web動画を視聴することが生活習慣の一部となっています。comScore社によると、米国人のうち8500万人は動画を毎日1.5時間視聴しており、またeMarketer社の推定では、人口の57.7%又はインターネットユーザーの75%が日常的に動画を視聴していると言われています。
なぜWeb動画が日常的に視聴されているかという理由を探るため、Yahoo!が、下記の3点について調査を行ったレポート「Why Online Video is a Daily Habit(Yahoo Insights Team)」が2013年12月に発表されました。
・アクセス−いつ、どこで、何で視聴しているか
・コンテンツ−何の、どのような動画を視聴しているか
・コンテンツとの出会い方−視聴する動画をどのように見つけるか
調査方法
・16〜34歳の20人と接触し、生活の中でのWeb動画の役割についてヒアリング
・週に数回Web動画を視聴する16〜44歳の1775人に対しアンケートを実施
前編では「アクセス」の調査結果についてご紹介します。
アクセス−いつ、何で、どこで視聴しているか
1.様々なデバイスから、動画を視聴している
今や米国人のスマートフォン所有者は1億4800万人、タブレット所有者は7200万人に達しています。視聴デバイスの調査からは、PC(85%)はもちろんのこと、スマートフォン(65%)やタブレット(51%)などのモバイルデバイスでも、動画を見ると回答した人が過半数を占めました。
更に調査対象者のうち38%が、様々なデバイスで視聴できることが日常的に動画を視聴する大きな理由であるとコメントしています。
▼デバイスごとの動画視聴割合

2.動画を毎日視聴する人は、2年間で2倍に増加
各デバイスで動画を視聴する頻度を調査したところ、61%の人々が毎日、様々なデバイスで動画を視聴していることが分かりました。この割合は2年前と比較すると2倍に増加しています。
またスマートフォンで1日に1度は動画を見ると答えた人(61%)と、PCで見ると回答した人(65%・52%)では、ほとんど差がないということも明らかになりました。
▼デバイスごとの動画視聴頻度

3.時間帯により、視聴デバイス・視聴スタイルが変化
時間帯ごとの視聴状況と視聴デバイスの調査
日中:通勤・通学から帰路の間に、モバイルデバイスからの動画視聴が多い。
夜間:テレビと並行してWeb動画を見る人が増加しているため、動画視聴率が高い。
▼時間帯ごとの視聴率と視聴デバイスの割合(紫=モバイル、青=PC)

時間帯ごとの視聴状況と視聴スタイルの調査
デバイスだけでなく、時間帯によって視聴スタイルやコンテンツにも変化がありました。また調査から、動画視聴者の平均的な視聴スタイルが見えてきました。
午前中:ソーシャルメディアやニュースサイトなどに流れる動画をさっと見る傾向がある。
午後:動画に対する視聴意欲が上がり、自ら探して視聴する動画はもちろんのこと、偶然出逢った動画を視聴する傾向が高いのもこの時間帯である。また、総じて尺の短いコンテンツが視聴されている。
夜間:自宅でくつろぎながら、YouTubeやHuluなどの動画サイトを中心に、比較的尺の長い動画を視聴している。
▼時間帯ごとの視聴率と視聴スタイルの変化(紫=長編動画、青=短編動画、黄色=UG*)
*メディアやサイトの利用者・運営者によって収集・生成されたコンテンツ

視聴者がどのような環境で、いつ動画に触れているのかが明らかになることで、例えば動画広告を出稿する際の「配信タイミング」「配信デバイス」や「コンテンツの内容」などに活かすことができるでしょう。
後編では、同じレポートから「どのような動画を視聴しているのか」「どのように動画と出会っているのか」というテーマから、更に“視聴者”の実態について掘り下げます。
※後編は4月2日(水)公開予定です。
[参考]
Why Online Video is a Daily Habit(Yahoo Insights Team)
http://advertising.yahoo.com/Insights/ONLINE-VIDEO-DAILY-HABIT.html
