大分市で市議会議員に当選した、覆面レスラーのスカルリーパー・エイジ議員が、覆面を脱いで大分市議会に出席した。

市議会会議規則では、144条「議会の品位を重んじなければならない」、145条「議場、委員会室に入る者は帽子、外とう、えり巻、つえ、かさの類を着用、携帯してはならない」となっているため、3月6日の市議会会派代表者会議で「覆面は145条に含まれる」「144条における議会の品位を損なう」として、覆面を着用したままの議会や委員会への参加が認められなかった。

18日にはエイジ議員の申し入れを受けて、改めて市議会で採決が図られたが、議長とエイジ議員を除いた42人中、エイジ議員に賛成したのは1人だけだったため、エイジ議員が現実的な対応を取った形だ。

これまでに覆面レスラーの議員は、2003年、岩手県議会議員に当選したザ・グレート・サスケ氏、2012年、大阪府和泉市議会議員に当選したスペル・デルフィン議員がいるが、どちらも議会での覆面着用は認められている。

ただしザ・グレート・サスケ氏は、オフィシャルブログで、「強力な後ろ楯があった事等、取り巻く状況は全く違っていたので、比較する事は出来ません」と状況の違いを語っている。またスペル・デルフィン議員は、議会や委員会では覆面姿だが、職員や議員と個別で話し合う場合には素顔で対応しているという。

選挙管理委員会などの規定では問題なく覆面姿のポスターや「スカルリーパー・エイジ」の名前で当選したことを考えれば、市議会会派代表者会議や議会であらためて議員として活動を制限されるのは、おかしな話にも聞こえる。

ただしエイジ議員の側も、いわゆる「根回し」ができていなかったのではないだろうか。立候補前に有力議員を訪問して「覆面姿で活動させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」と頭を下げておけば、こうした問題は起きなかったのではないだろうか。