葛飾区の商店街――23区中最も低い販売効率を、『寅さん』『両さん』人気で盛り返せるか?【東京23区の商店街】
葛飾区には2つのギネス記録がある。まずは『男はつらいよ』。1人の俳優が演じた最も長い映画シリーズだ。もう1つは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。35年間にわたる少年雑誌の最長連載記録を、今も更新中だ。
寅さんの柴又と両さんの亀有。しかし、これ以外の葛飾区と言われると、ちょっと頭をひねってしまうのではないのだろうか。イメージが濃いようで、薄いようで……。100を数える区内の商店街も、そんな狭間の中にある。
もっと深刻なのは、販売効率の低さだ。小売業では、売場面積1平方メートル当たりの販売額を「販売効率」と呼び、営業の効率性を測る指標に用いる。葛飾区は、その販売効率が23区で一番低い。

業態別に見ても、販売効率の低さに変わりはない。専門店22位、食料品専門店、食品スーパー、大型店はいずれも18位。コンビニも、販売効率のデータが公表されている22区のうち最下位である。
もともと葛飾区は、販売効率があまり高くなかった。それでも5年前は18位だったから、一気に5位もランクが下がっている。まさに、黄信号点滅状態の感がある。
その理由はどこにあるのだろうか。
続きはこちら
■関連記事
・葛飾区――よく働きよく子ども生む大家族が守り続ける「寅さんの故郷」【データで分かる東京23区】
・【東京都】ストレスの多い環境を生き抜くタフな心身
・大田区の商店街――山の手エリアを圧倒する下町商店の「チープでディープなパワー」【東京23区の商店街】
・足立区――「犯罪多発地帯」という不名誉なイメージが、実は正しくない理由【データで分かる東京23区】
・杉並区の商店街――消費が大量流出する一方、人を虜にして離さない“山の手ブランド”の魔力【東京23区の商店街】
