W杯で日本と同組スウェーデン 親善試合でノルウェーに3失点完敗も…“脅威”イサク復活弾
◇親善試合 スウェーデン1-3ノルウェー(2026年6月1日)
サッカーW杯北中米大会の1次リーグF組第3戦で日本と対戦するスウェーデンは1日、敵地でノルウェーと親善試合を行い、1―3で敗れた。守備に課題を残す中、攻撃では途中出場のFWアレクサンデル・イサク(26=リバプール)が衝撃的な個人技で昨年3月以来となる代表戦での得点をマーク。負傷から復活したエースが、日本戦でも脅威となることを予感させた。
森保ジャパンも度肝を抜かれるゴールネットの射抜き方だった。0―3の後半17分からピッチに立ったFWイサクが同31分、圧巻の仕事を見せた。自陣からのロングボールを左サイドで収めるとドリブルで一気に突き進む。細かいフェイントをかけて相手DFをかわし、すかさず右足でカーブをかけた一発を右上に突き刺した。
「真剣な実戦練習と捉え、多くの時間を与えられた。ゴールを決めることは、いつだっていい刺激になる」。昨夏、リバプールへ英国史上最高額となる移籍金249億円で加入したストライカーは昨年12月から3月まで腓骨(ひこつ)骨折を含む左足首の負傷で離脱しながらメンバー入り。先発は見送られたものの、短い時間で北欧のライバルに一人、牙をむいた。
一方で、チーム全体のパフォーマンスには多くの課題が残った。相手の怪物FWハーランドがスタンド観戦で温存された中で完敗し、スウェーデン協会の公式サイトは「ノルウェーが代表戦を戦う決意を胸にピッチに立ったのに対し、まるで練習をこなしているかのように見えた」とバッサリ。前半だけで3失点の守備にも「内容以上によく見えるスコア。“わずか”0―3」と皮肉たっぷりだった。
攻撃陣も5月30日の欧州チャンピオンズリーグ決勝に出場したアーセナルのFWヨケレスを欠いた中で、収穫はイサクの一発のみ。主将のDFリンデロフが「全く心配はいらない。あくまで練習試合」と強調した中で、ポッター監督は「非常に厳しい夜だった」と反省。6連勝で締めくくった日本とは対照的なW杯への船出となった。
◇アレクサンデル・イサク 1999年9月21日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身の26歳。地元のAIKからドルトムント、Rソシエダードなどを経て22年夏にニューカッスル加入。在籍3年でプレミアリーグ86試合54得点を記録し、昨夏に移籍金1億2500万ポンド(当時約249億円)でリバプール入り。今季は負傷の影響もあって公式戦22試合4得点。1メートル92、77キロ。

