鎌田大地選手(写真:アフロ)

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5月24日(日)に放送されたサンデーPUSHスポーツでは、サッカーW杯日本代表に選出された鎌田大地選手をロンドンで密着。日本代表ではチームメートからも絶大な信頼を集め、ワールドカップでも中心的な活躍が期待されます。

しかし、輝かしい功績の裏には壮絶な苦悩も。学生時代の転機からプレミアリーグで活躍する現在に至るまでの道のりを追いました。

首を振って視野を広げた“極上のパス” 高校時代に人間性が成長

世界最高峰イングランドのプレミアリーグで活躍する鎌田選手。その最大の武器は視野の広さをいかした精度の高いパス。パスを受けてから何度も首を振ることで、相手との距離感や立ち位置を判断し、パスのコースを瞬時に決めていると言います。その判断力と精度の高さは、現地サポーターからも「彼はボールのコントロールが完璧だ」と絶賛されていました。

3歳でサッカーを始めた鎌田選手は、京都の強豪校である東山高校に進学。当時の監督である福重監督は鎌田選手のことを「自分のプレーが良ければいい」という考え方でかなり尖っていたと当時を振り返ります。

しかし、1年生で出場した選手権京都大会決勝、絶好の同点のチャンスで鎌田選手がミスキック。あと一歩のところで全国大会出場を逃しました。この経験が大きな転機となり、サッカーをしない日は1日もないほどサッカーに真摯に取り組み、3年生ではキャプテンに就任。福重監督に対しては「人として成長した3年間をお世話してもらった。すごく感謝している」と語りました。

ブーイングから一転チャント誕生 努力で掴んだ信頼

前回ワールドカップでは、実力不足を痛感したという鎌田選手。4年後に向けてリベンジを誓い、2年前には現在のプレミアリーグに所属するクリスタル・パレスに移籍。

鎌田選手を待ち受けていたのは厳しい洗礼でした。加入当初、鎌田選手を苦しめたのは、味方サポーターから浴びせられたブーイング。その影響で思うようなプレーができず、サッカーを辞めたいとまで追い込まれたことも。

それでも結果を残すために「自分より練習している人はいない」と思える程、誰よりもトレーニングに打ち込みました。努力を積み重ねた鎌田選手は、持ち味のパスが冴えわたり、今シーズンはクラブの月間MVPに2か月連続で選出。今では、現地サポーターからは"認められた選手"の証しである応援歌「チャント」が歌われるようになりました。

鎌田大地選手のチャント>
Follow follow follow,(ついていけ、ついていけ、どこまでも)
Daichi Kamada is running the show,(鎌田大地が支配しているぞ)
He comes from Japan,(日本からやって来た)
He plays like Zidane,(ジダンのようにプレーする)
And he cost us f***ing zero(しかも移籍金はタダだ)

「神様が見てくれていると思って、腐らずにやれていたのが大事だと思う」と話す鎌田選手。6月から始まるワールドカップに向けては「日本代表として戦うのは何にも代え難い特別な仕事。自分がいいプレーをすれば勝てる確率は上がるので頑張りたい」と力強く語っています。