「久しぶりに興奮した!」高市首相“ネガキャン動画”疑惑の核心人物へ立花孝志被告が拘置所から参戦

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独断で“高市利権”をむさぼって

「週刊誌を信じるか、秘書を信じるか。私は秘書を信じる」

高市早苗首相(65)を野党が連日国会で追及している。『週刊文春』(’26年5月7日、14日合併号)で高市陣営が昨年の総裁選や今年の衆院選で他陣営のネガティブ動画を作成、拡散させた疑惑が報じられた。これに首相は

「ネガティブな情報の発信は一切行っていない」

と否定した上で、冒頭の言葉を使った。

今回の騒動に政治評論家の有馬晴海氏は

「事実関係を問われて“やっている”とも“やっていない”とも答えず、『秘書を信じる』の一文で乗り切ろうとするのは、国のトップとしていかがなものか。ただ、上手くかわしたなという印象でもあります。どの党や候補者も多かれ少なかれSNS戦略はやっているので、今後は選挙に関して何らかの制限を設けるべきでしょう」

と指摘する。

もっとも、先の衆院選で歴史的大勝利を収めた高市首相の元には有象無象が集まり、彼らが“高市ビジネス”を展開していた感はある。事情を知る永田町関係者は

「陣営の一部が独断で“高市利権”をむさぼっていたのは事実。かといって、首相の使用者責任は免れませんが……」

と語る。

ネガキャン疑惑の震源地にいるのは「松井健」という男。最初に大々的に報じられたのは、暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」騒動の時だ。

トークン発行元の合同会社『NoBorderDAO』に参画する「neu」のCEOで、高市首相がトークンへの関与を否定した後、Xで騒動を謝罪していた。一方で、文春では顔出しで

「サナエトークンが暗号資産であることを高市事務所側には伝えていた」

と告白。さらにネガキャン動画の作成、拡散に関与していたことも明かしている。

そんななか、元兵庫県議への名誉毀損罪で起訴され、神戸拘置所で勾留が続いている立花孝志被告(58)が今回の騒動に“参戦”。親交ある福永活也弁護士が5月13日、自身のユーチューブチャンネルで明かしたもので、立花被告から手紙を託されたのだという。

2028年の参院選で勝つ

それによると、手紙は5月2日に執筆されたもので、高市陣営のネガキャン報道を伝える文春を読み

〈久しぶりに興奮した!〉

と感想。続けて

〈高市早苗さんを自民党総裁にさせたのも、総選挙で自民党を圧勝させたのも、すべて松井健さんであることを知ったからである〉

と記し、その源泉は

〈すべて松井健氏によるAIを使ったSNSやユーチューブへの動画投稿である〉

と断じた。立花被告と松井氏の出会いは、’23年12月に六本木で行われた国民民主党・玉木代表も参加した松井氏の会社が発行する仮想通貨の発表パーティーだったようで、’24年の東京都知事選挙に『ビットコイン党』で出馬させる計画もあったという。

立花被告は

〈今の日本の選挙の勝ち負けを決めているのは松井健さんである〉

などと終始、松井氏を絶賛。自身の事件ではいまだ初公判の日程も決まらず、保釈の動きもないが、当人は政界復帰を諦めていないよう。手紙では

〈次の大きな選挙は2027年4月の統一地方選挙。私は兵庫県の県議会議員選挙に神戸市北区選挙区から出馬します〉

と宣言。さらに、渦中の松井氏と組むことを匂わせ

〈次の兵庫県議選でテストして2028年の参院選で勝つ〉

と豪語している。福永弁護士は動画で

〈くれぐれも本人の意見で、事実かどうかはわからない〉

と繰り返していたが、立花氏が文春報道を見て興奮状態であることは確かなようだ。

「立花被告の主張はさておき、松井氏が今年の衆院選やサナエトークン問題よりも前から政界で“ウラ部隊”として関与していたことは間違いありません」

とは前出の永田町関係者。渦中の松井氏は現在、日本を離れ、海外に滞在中とみられる。スポーツ紙記者によると

「サナエトークンの責任者である溝口勇児氏らも連絡が取れないようだ。音信不通。再び日本に戻って来るかどうかもわからない」

という。

野党は高市首相追及の切り札として松井氏にコンタクトを取りたい考え。果たして本人がすべてをブチ撒ける日はやってくるのか――。