東京・八王子でクマ出没 付近に住宅地や小学校 クマよけ鈴持ち登下校も 専門家語る“東京ならではの注意点”「きちんとごみ出しを」

写真拡大

東京・八王子で体長1メートルを超えるツキノワグマが出没。
小学生がクマよけの鈴を持って登校するなど警戒が続いています。

各地でクマの目撃が相次ぐ中、都内でも明らかになったクマの出没。

カメラが捉えたのは、エサを探しているのでしょうか、暗闇の中、目を光らせ悠々と歩く姿。
4月29日、東京・八王子市で確認された体長1メートルを超えるツキノワグマです。

クマが目撃されたのは、JR西八王子駅から約3kmの元八王子町。
近くには住宅地や小学校もあるエリアです。

東京に出没した体長1メートルを超えるクマ。
映像を見た近隣住民は「これですか?でか」「怖いと思った」「信じられないです、あんな大きいクマがいたなんて」「びっくりしました。八王子でも出るんだと」「私も学校に毎日じゃないけど通っているので、身近な所に危険な生き物が出たって考えると怖い」などと話していました。

これまでにけが人は確認されておらず、新たな目撃情報はありません。

クマの出没に警戒が高まる中、近くの小学校ではクマよけの鈴を付けている児童の姿も見られました。

子供に鈴を持たせた母親に話を聞きました。

母親:
カメラの映像見て本当にクマだったからびっくりして。きのうの夜、慌ててクマよけの鈴を気休めですけど買いに。

子供:
先生は仕方ないからいいって。

母親:
キーホルダーは今年から禁止になったので、学校の先生に連絡帳で確認とって。

普段キーホルダーなどは禁止ですが、学校に相談して鈴を付ける許可をもらったといいます。

児童に話を聞くと「(先生から)極力1人にならないようには言われた」「(Q.付けている鈴は学校から配布?)自分たちで」「お母さんから『(鈴を)付けてね』って言われた」「こんな近くでも出るんだと思った。東京に出ると分からなかった」と話しました。

2025年は青梅市やあきるの市などで目撃されたクマがより都心に近い八王子市で確認されたことについて、岩手大学農学部・山内貴義准教授は「今回住宅地にかなり近い場所だったが、このあたりの山に近い周辺だと畑地放置や空き家とかも多くなっている。一部かなり人里に依存した個体が餌を求めて徘徊している。クマだけでなく、いろんな野生動物が出やすい状況にはなっている」と話します。

そして、東京ならではの注意点について、山内准教授は「最終的にはごみあさったり、一番厄介なのが建物の中に入ってしまう。きちんとゴミ出しもするっていうことが重要」と指摘しています。

八王子市は、出没した場所付近にクマの捕獲用の箱わなを設置。
引き続き、警察などの関係機関と連携し周辺地域への注意喚起を行うとしています。