「コーヒーだと思ったのに…」出てきたのは「コーヒー飲料」だった 自販機の表示ズレ、なぜ起きた?
自販機で「コーヒー」だと思って購入した商品が、実は「コーヒー飲料」だった──。
Xで、そんな体験談が話題を呼んでいる。
投稿主は、自動販売機に表示されていた「ジョージアブラック」のパッケージの見本と、実際に出てきたボトルを比較した写真を投稿。次のように不満をつづった。
「こういうのは、詐欺だと思うの。コーヒー飲料出てきたらアカンわ」
●「コーヒー」と「コーヒー飲料」は何が違う?
投稿主は、自販機の見本には「コーヒー」と表示されていた一方、実際の商品には「コーヒー飲料」と記載されていたことに違和感を抱いたようだ。
「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」によると、両者の違いは、コーヒー豆由来の成分量によって区別されるという。
具体的には、内容量100グラムあたりに含まれる「コーヒー分」について、
・「コーヒー」は5グラム以上 ・「コーヒー飲料」は2.5グラム以上5グラム未満
と定められている。
Xでは、「これは見本も更新しなきゃだめでしょ」「これって目隠しして飲んだら違いわかるもん?」など、さまざまな反応が寄せられている。
●日本コカ・コーラ「心よりお詫び」
この件について、弁護士ドットコムニュースが日本コカ・コーラ広報部に取材を申し込んだところ、同社は次のように回答した。
「このたびは、『ジョージア ブラック 500ml PET』をご購入される際に、自動販売機の製品見本と実際に提供される製品の種類別名称が異なる状況が生じ、お客様にご不便やご不安をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」
なぜ、このような表示のズレが起きたのか。
背景には、商品のリニューアルがあったという。
同社によると、「ジョージア ブラック 500ml PET」は今回のリニューアルで、「よりすっきりとした味わい」や「ゴクゴク飲める、飲みやすさ」を追求。その結果、商品区分が「コーヒー」から「コーヒー飲料」に変更されたという。
●見本の差し替えが一部で間に合わず
そのうえで、同社は次のように説明した。
「これに伴い、自動販売機の製品見本についても差し替えを進めていました。しかし全国各地に設置されている自動販売機の一部において、差し替えが完了していないケースがあり、製品見本には『コーヒー』と表示されている一方で、実際には『コーヒー飲料』の製品が提供される事象が生じていることが判明しました」
今後については、「進捗状況を把握したうえで、差し替え作業を急ピッチで進めております。本件につきましては、当社にお寄せいただいたご意見も踏まえ、今後、お客様に向けて公式ウェブサイトやSNS等を通じて、本件の内容をご案内してまいります」としている。
「コーヒー」か「コーヒー飲料」かで議論になった今回の一件。とはいえ、多くの人にとっては、仕事の合間にホッと一息つける一本であることに変わりはなさそうだ。
