米・ニューヨークで広島の高校生が平和を訴える NPT再検討会議
ニューヨークで開かれているNPT=核拡散防止条約の再検討会議に合わせて広島の高校生が現地に派遣されています。高校生たちは被爆者の思いも込めて現地で核兵器廃絶のメッセージを伝えました。
アメリカ・ニューヨーク。
訪れたのは広島なぎさ高校の山本かの子さんと曽根川裕子さんです。
Q飛行機で眠れましたか?
■広島なぎさ高校(2年) 曽根川裕子さん
「一時間ごとに起きたり寝たりという感じで」
「やっときたって感じでまだ実感ないんですけど、役割を果たすのみ。頑張ろうと思います」
国連本部で今月27日に開幕したNPT再検討会議。核軍縮などについて加盟する191の国と地域が議論します。
初日の会議を傍聴した2人が目にしたのは各国の対立でした。
イランが副議長国の一つに選出されたことを巡り、アメリカなどが反対し、非難の応酬となりました。
■広島なぎさ高校(3年) 山本かの子さん
「結構緊迫していて、平和を築くための会議だけど、 今のイラン情勢とかの空気感があってずっと気が張っていて緊張してました」
■広島なぎさ高校(2年) 曽根川裕子さん
「広島の高校生としては発信し続けることが私たちにとってできることなのかなと思った」
今回、2人はある被爆者の思いを背負いニューヨークにやってきました。
渡米前に会ったのは95歳の被爆者・森下弘さん。長年にわたり平和教育に尽力してきました。
■手紙
「森下様。突然のご連絡失礼いたします森下様がどのような思いで語り続けてこられたのかそして意見の異なる人々とどのように対話されてこられたのかをぜひ直接お伺いしたいと強く願っております」
森下さんから話を聞き、受け取ったメッセージ。
■広島なぎさ高校(3年) 山本かの子さん
「人間は戦争をつくったけど平和もつくるんだよっていう森下さんに直接言っていただいた思いを表現していきたい」
集まったのは、世界の若者たち。それぞれの平和への思いを発表します。
2人の番です。
■広島なぎさ高校(2年) 曽根川裕子さん
「被爆者の森下弘さんは原爆によって母親と左耳をなくしました。
■広島なぎさ高校(3年) 山本かの子さん
「小さな一歩でも踏み出し続ける大切さを広島で学びました。だからこそ行動を起こし続けます。行動し続ければ何かが変わる」
■ドイツの学生
「I彼らの取り組みに対して、励みになり刺激をもらった」
■アメリカの学生
「不拡散や核軍縮について、もっと深く学びたいと思うようになった。未来を担う存在だから、つながりを築こうと思う」
ずっと持ち歩いていたものがありました。
■広島なぎさ高校(3年) 山本かの子さん
「森下さんが近くで私たちのプレゼンを聞いてくださっているかなと思って持ってきました」
■広島なぎさ高校(2年) 曽根川裕子さん
「バトンを受け継いだ若者がいると思ってくれたらうれしい」
現地で届けた被爆者の思い。
国際社会の分断を肌で感じながら、未来に向けて自分たちに何ができるのか。
若者たちの活動が続きます。
【2026年4月29日放送】
