金銭的なメリットを考慮しつつ、親へのサポートと自分自身の蓄え、さらには趣味の充実をいかに両立させるか、その最適解を実家生活の中で探る人も見受けられます。今回は、福井県鯖江市の介護福祉士・35歳男性のエピソードを見ていきましょう。

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経済的な合理性を優先し、親への恩返しを兼ねて実家を支えながら、自身の貯蓄と趣味のバランスを模索する人もいます。

All About ニュース編集部は、2026年3月25日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、福井県鯖江市在住・35歳男性のエピソードを紹介します。

【1人暮らしの1カ月あたりの平均生活費を見る】

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:35歳男性
職業:介護福祉士
在住:福井県鯖江市
家族構成:親2人、子ども1人(自分)
世帯年収:自分300万円
実家の間取り:一軒家3LDK

毎月の生活費や貯金額は?

実家に入れている生活費:6万8000円
交際費:2万円
毎月のお小遣い:4万円
毎月の貯金額:12万円
貯金総額:38万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万1297円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出るかどうかについては「今は出る予定がない」と話しました。

「“こどおじ”とか言われるかも」

実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「やはり、実家暮らしにするとお金があまりかからないことがポイント高いかもしれない」と回答。

さらに「食費はある程度抑えられるし。“こどおじ”とか言われるかもしれないが、そんなの言わせとけば良いし、何より実家を助けるのは恩返しにもなるから」と話してくれました。

「泣く泣く入れている」

実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「夜勤明けに、こっそり旅行することがあるが、その際にバレると怒られたりするのがちょっと……という感じかな」といいます。

「あとは、休みの日に無茶出来ないことやクルマで遠出とかは親がいると止められそうになるから困るかなと思う」と、大人になっても、親の目を気にしてしまう窮屈さがあると打ち明けてくれました。

お金に関する悩みでは「やはり6万8000円入れてることが一番デカいかなと思う。どうしても入れないと出ていけと言われるので、泣く泣く入れている」と続けてくれました。

家計への貢献と貯蓄を両立しつつ、親の干渉に苦労する一面も。世間体に左右されず、実家という基盤を賢く利用しながら、恩返しと自己の楽しみを両立させている実情がうかがえます。

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(文:All About ニュース編集部)