るり渓の公衆トイレ付近を調べる捜査員ら(18日午前10時30分、京都府南丹市で、読売ヘリから)=中原正純撮影

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 京都府南丹市の山林で市立園部小の安達結希(ゆき)君(11)の遺体が見つかった事件で、京都府警は18日午前、結希君の自宅近くにある公衆トイレで鑑識活動を始めた。

 捜査関係者への取材でわかった。府警は、死体遺棄容疑で逮捕した養父の安達優季(ゆうき)容疑者(37)が、遺体を一時的に遺棄した可能性があるとみて調べる。

 捜査関係者によると、府警が調べているのは、観光地として知られる渓谷「るり渓」の駐車場にある府が管理する公衆トイレ。安達容疑者の自宅から北西約2キロで学校の南西に位置する。自宅から学校に向かう道路の途中にある。

 複数の鑑識課員らは18日午前、公衆トイレ前をブルーシートで覆い、メジャーで付近の道路の道幅を測るなどした。

 結希君の遺体は13日、自宅から北東約7キロの山林で見つかったが、府警は、安達容疑者がその前に複数回、市内の別の場所に遺体を遺棄した疑いがあるとみている。捜査関係者によると、安達容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、「首を絞めつけて殺した」との趣旨の供述をしている。

 結希君は3月23日朝、自宅で朝食を食べた時点まで生きていたことが確認されている。午前11時50分頃、学校が母親に登校していないことを連絡し、行方不明が判明した。安達容疑者は学校側に対し、校舎から約200メートル手前まで車で送ったと説明していたが、学校の防犯カメラに結希君は映っていなかった。