広島・栗林良吏はなぜ打たれない? 今季の“目玉構想”先発転向で「タイトル争いまである」と評論家
今度こそ完全試合なるか──。
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3月29日、中日戦の今季初登板で1安打完封勝利。「準完全」の投球を見せた広島の栗林良吏(29)が15日、再び中日と対戦した。
三回まで1安打投球の滑り出し。1点リードの五回2死二塁から福永の打球が左中間を襲ったが、背走した中堅の大盛が打球に飛びつき好捕。バックの堅い守りにも助けられ、七回途中まで97球を投げて5安打2失点6奪三振。2勝目を飾った。
新人時代から昨季まで5年連続守護神を務め、通算134セーブを挙げているが、今季から先発に転向。「はまりましたね」と、巨人の元バッテリーコーチの秦真司氏(評論家)がこう続ける。
「キャンプで広島を取材した際、2人の投手コーチに聞くと、『今年の目玉構想は栗林の先発転向』と言って自信を見せていました。思えば、1年目から抑えだったため、球種は直球とフォークばかりで、常に三振を狙う窮屈な投球でした。先発に転向した今季は、直球は140キロ台中盤ながら、遊び心を持ってスライダーやカーブなどの変化球を駆使しながら打たせて取る投球ができるようになった。これまでは故障もあったが、週1の先発の方がリズムを作りやすく、肉体的に楽だろうし、気持ち的にも余裕を持てているのが大きい。もともと投げる球自体は質がいいので、先発でも結果が出ていると思います」
広島は九回に好守を連発。二塁手の菊池が横っ跳びで併殺を完成させれば、中堅の大盛が今度は大飛球を外野フェンスに激突しながらスーパーキャッチ。栗林に勝ち星をつけようと、チームが一丸となって連敗を4で止めた。栗林はヒーローインタビューで「楽しかった。(中9日で)間隔を空けてもらったので、1人ずつ集中して投げられるように頑張った。(2番手の斉藤)汰直が抑えてくれた。汰直のおかげで勝てて良かった」とリリーフ陣への感謝の気持ちを忘れなかった。
「ポテンシャル的には、タイトルを狙うところまでいっても不思議ではありません」とは前出の秦氏。チームは6勝8敗と借金生活。栗林がいなければどうなっていたか……。
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広島が波に乗り切れないのは、昨オフに勃発したゾンビたばこの“羽月ショック”も無関係でないはずだ。事件を起こした羽月はどんな選手だったのか。その素性と球団周辺から聞こえた意外な評判とは──。●関連記事 【もっと読む】ゾンビたばこ羽月、球界から聞こえてきた素性と意外な評判 では、それらについて詳しく報じている。
