13日、海昏侯墓出土の「論語・智道」の冒頭簡に記された篇題「智道」。(南昌=新華社記者/万象)

 【新華社南昌4月15日】中国江西省南昌市で14日、海昏侯・劉賀(りゅう・が)墓から出土した竹簡の中から、1800年以上にわたり失われていたとされる「斉論語」の「智道」に関する簡が初めて一般公開された。簡に記された内容が「斉論語」の特徴に近く、「論語」伝本の流伝史における空白を埋める重大な発見とされる。

 南昌漢代海昏侯国遺跡博物館の展示ホール「書香海昏」が大幅に刷新され、新たに修復された100点以上の簡牘(かんどく=文字を記した竹札や木札)の実物が初めて公開された。

海昏侯墓出土の「詩経」簡の赤外線スキャン画像。(資料写真、南昌=新華社配信)

 海昏侯墓からは5千点以上の簡牘が出土しており、江西省の考古学史上でも例のない大規模な発見とされる。今回の公開は、発掘以来初めて簡牘の実物が集中的に展示されるもので、前漢期の教育体系や礼制、信仰、文明の様相をうかがう貴重な機会となっている。(記者/袁慧晶、万象)

13日、海昏侯墓出土の「論語・智道」の冒頭部分の竹簡。(南昌=新華社記者/万象)
海昏侯墓出土の「六博」簡の赤外線写真。(資料写真、南昌=新華社配信)
13日、海昏侯墓出土の「論語」の他の篇題を記した竹簡。(南昌=新華社記者/万象)
13日、海昏侯墓出土の「論語・智道」冒頭部分の竹簡。(南昌=新華社記者/万象)
江西省南昌市の海昏侯墓遺跡保護施設内で、出土した竹簡を計測する考古学・文化財保護担当者。(2015年11月24日撮影、南昌=新華社記者/万象)
「論語・智道」の冒頭部分の竹簡の赤外線スキャン画像。(資料写真、南昌=新華社配信)
江西省南昌市の海昏侯墓遺跡保護施設内で、出土した竹簡の剥離作業をする考古学・文化財保護担当者。(2015年11月24日撮影、南昌=新華社記者/万象)
13日、海昏侯墓出土の竹簡の赤外線スキャン準備を行う文化財保護担当者。(南昌=新華社配信)
海昏侯墓出土の「論語」簡の赤外線スキャン画像。篇題「智道」が記されている。(資料写真、南昌=新華社配信)
海昏侯墓遺跡から出土した竹簡の洗浄・整理にあたる文化財保護担当者。(2016年4月5日撮影、南昌=新華社配信)
13日、海昏侯墓出土の「詩経」竹簡。(南昌=新華社記者/万象)
13日、南昌漢代海昏侯国遺跡博物館の展示ホール「書香海昏」で、展示設営の最終確認を行う担当者。(南昌=新華社記者/万象)