満足度わずか4.3%!「手取り20万」女性たち、理想とは10万円の差 一方で給与交渉した人の7割は昇給に成功していた
『女の転職type』は2026年4月14日、「給料事情」に関する調査結果を発表した。調査は2026年2月に、働く女性295人を対象にインターネット上でのアンケート形式で実施された。
理想の手取り額と現実に最大10万円の開きがある中、「交渉しても無駄」と諦める層が4割を超える一方で、実際に交渉した人の約7割が昇給に成功している実態が明らかになった。
給与交渉した結果「希望通り、それ以上に上がった」という人も
給与交渉(給料を上げるように上司などに交渉すること)の経験について尋ねると、「したことはなく、今後もするつもりはない」(40.8%)と「したことはないが、いつかしてみたい」(35.9%)を合わせ、約8割が未経験であることが分かった。
今の給与に「満足・納得している」と答えた人はわずか4.3%にとどまっているにもかかわらず、多くの女性が行動に移せていない。給与交渉をしない理由の1位は「給与交渉をしても給与が変わると思えない」(43.1%)だった。次いで「やり方がわからない」(35.1%)、「上司や会社との関係を悪くしたくない」(29.8%)といった心理的なハードルや知識不足が壁となっている。
しかし、実際に給与交渉を行った23.3%の人にその結果を聞くと、意外な事実が見えてくる。「希望通り、それ以上に上がった」(17.5%)と「希望には届かないが、少し上がった」(50.9%)を合わせると、68.4%もの人が昇給を勝ち取っているのだ。
理想の手取り「25〜30万円未満」に対し、現実は「20万円前後」
次に、月々の手取り額の理想と現実を比較すると、そこには大きなギャップが存在している。現在の手取り月給で最も多かったのは「20万〜25万円未満」(31.7%)であり、次いで「15万〜20万円未満」(26.7%)と、20万円前後がボリュームゾーンとなっている。
これに対して「理想の手取り額」を尋ねると、最多は「25万〜30万円未満」(37.5%)、次いで「30万〜40万円未満」(33.3%)となり、現実よりも5万〜10万円ほど高い水準を望む層が7割を超えた。
物価高騰が続く社会情勢において、生活の質を維持・向上させるための理想と、実際の支給額との乖離が鮮明になっている。
なお、企業の賃上げ動向については、直近1年間で「昇給した」と答えた人は43.6%だった。昇給した理由の1位は「給与のベースが上がった」(39.6%)であり、物価高などを背景としたベースアップの動きが一定数見られる。一方で、昇給しなかった理由としては「そもそも会社に昇給制度がない」(27.1%)が最多となっており、個人の努力や成果以前に、制度面の不備が昇給を阻んでいるケースも少なくない。
