愛媛県警本部

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 愛媛県警は6日、県内の80歳代女性が約12億円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 大阪府警によると、この約12億円は大阪府内の別の詐欺被害者の口座に入金され、暗号資産として詐欺グループの指定先に送られていた。府警は、詐欺グループが大阪の被害者の口座をマネーロンダリング(資金洗浄)に利用したとみている。

 発表では、女性は昨年10月、薬局店員を名乗る女からの電話を自宅で受け、「保険証が不正に使われている」と告げられた。その後、警官や検事をかたる男らから「財産を調査する必要がある」などと伝えられ、昨年12月〜今年2月、指定された口座に8回にわたり計約12億円を振り込んだ。女性は、詐欺グループから届いた架空の土地建物売買契約書を金融機関に示し、多額の送金を行ったという。被害額は、記録の残る1989年以降、県内で過去最高という。

 大阪府警も6日、府内の70歳代女性が昨年10月〜12月、同様の手口で約3億円を詐取されたと発表した。これとは別に、女性は「資産調査を行う必要があり、金を入金する」などと指示され、昨年12月〜今年2月、自身の口座に愛媛の被害者から振り込まれた約12億円を100回にわたって暗号資産にして指定先に送ったという。