“最短”サーキットで約10台絡む珍しいクラッシュ「邪魔だ、邪魔だ」押し合い発端にコース上が「ぐちゃぐちゃ」大混乱

【NASCAR】第7戦 クックアウト400(マーティンズビル・スピードウェイ/日本時間3月30日)
全米で人気ナンバーワンのストックカーレースで、多くのマシンが絡む激しいクラッシュが発生。シリーズ最少のトラックを舞台にした一戦では珍しいマルチクラッシュでコース上は大混乱となった。
レースも終盤に入った323周目、イエローコーション明けでリスタートした1周目だった。突如、中団グループのマシンが絡み合い、コース上にマシンが密集しているシーンが映し出された。解説の桃田健史氏も思わず「ああっとっと!」と叫ぶ。
複数のマシンが一旦停車してしまうなか、カーソン・ホーセバーの77号車はリアバンパーを破損しながらもゆっくり走り出した。一方、それまで17位を走っていたバッバ・ウォレスの23号車は、右フロントに大ダメージを負っていて動くこともできない。
リプレイでは、ウォレスの23号車が前方にいたホーセバーの77号車に後方から一度接触し、さらにターン(コーナー)の入口で全体がペースダウンすると、再度接触。77号車は外側にいた38号車に接触して、そのままスピンしてしまう様子が捉えられていた。
リスタート時、すべてのマシンが2列でぴったり付いて走っていたため、後方のマシンはこれを避けきれずに巻き込まれていった。桃田氏はこの混沌とした状況を、押した側のウォレスの心理に例えて、「邪魔だ、邪魔だ、邪魔だ、邪魔だ!(そしてコース上は)ぐしゃぐしゃ」と表現している。
このマーティンズビル・スピードウェイは今シーズンのNASCARで最も短く小さい1周0.526マイルのオーバルコース。ショートオーバルでは珍しいことだが、多重クラッシュ“ビッグワン”発生となった。その後、10台がクラッシュに巻き込まれたことが発表され、「結果的にはレーシングアクシデントですかね。バッバは終わり(リタイア)」と桃田氏は語っている。(ABEMA『NASCAR Groove2026』/(C)NASCAR)
