「桜 咲くよ 白桃 フラペチーノ」700円
 フラペチーノ1杯700円は高いのか?

 今年もスターバックスで「桜」の季節がはじまりました。

 2月18日からお店に登場したグッズやドリンクを見ると、今年はくすみ感のないピンクが特徴的。昨年までとはやや違う、柔らかで上品な雰囲気が気になっている人は少なくないでしょう。中でも外せないのが、“桜のフラペチーノ”。

 今年の桜フラペの商品名は、「桜 咲くよ 白桃 フラペチーノ」。白桃風味のジュレとミルクプリンの上に白桃ベースのフラペチーノが注がれ、桜味のソースがトッピングされた特別感あふれる1杯で、価格は700円となっています。

 このフラペにワクワクしている人はたくさんいそうですが、「ちょっと高いのでは?」と思う人もいて当然です。誰もが気軽に楽しめるカフェチェーンでドリンク1杯が700円ですから!

 そこで今回は、新作のフラペを実食しながら、スタバのフラペチーノの価値について考えてみることに。果たしてどんな魅力や価値があるのでしょうか?

◆スタバのフラペチーノはドリンクの概念を超えている

 まずは新作フラペチーノである「桜 咲くよ 白桃 フラペチーノ」を注文して、実際に味わってみることにしました。

 できたてのフラペを見た瞬間、ほんのり華やかでかわいらしいピンクと白のグラデーションに心をつかまれてしまいました。まだまだ寒い2月だからこそ喜びもひとしおです。

 フラペチーノの中身をくわしく見ていくと、白桃風味のジュレにミルクプリン、白桃フラペの上にホイップクリームと桜ソース。仕上げに桜の花びらをイメージした2色のさくらフレーバーシェイブがトッピングされています。

 これはもはやドリンクの概念を飛び越えて、パフェ的スイーツの域に達していませんか?

◆「700円の価値はない」と考える人がいてもいい

 このフラペをパフェと捉えた場合、700円という価格の衝撃が少々和らぐ可能性があります。

 確かにここまで凝ったスイーツ感たっぷりのドリンクですから、自宅で作るのはもちろんのこと、コンビニやスーパーでも同レベルを探すのは難しいでしょう。

 さらにX上での反応を見ても、優しい甘さで美味しい、桜と白桃は最高の組み合わせ、という絶賛コメントが多く寄せられている状況に。

 そうは言っても、おいしさについては味わう人の好みによるものであり、700円の価値はない、そんなにしょっちゅう飲めるものではない、と冷静にとらえている人もいるでしょう。でも実は、それでいいのです。

◆春の予感は、1回で十分

 もしかすると春の予感は一度だけで十分なのかもしれません。

 そう考えれば、バレンタインが終わった直後から、スタバで早々に桜シーズンがはじまることで、「2026年もそろそろ春が来るなあ」というモードになる人は全国的にどれほどいることでしょう。

 桜フラペを飲むことで春スイッチをオンにする人だっているかもしれません。そうです、よほどのファンを除いて、フラペチーノは期間中何度もリピートするドリンクではなく1回飲めば御の字の、風物詩的ドリンクなのです。

 スタバがすごいところは、桜フラペを単なる季節商品として提示するのではなく、“スタバとしての想い”が丁寧に語られていることにあります。今年のコンセプトは、「新しい季節の訪れにワクワクを感じながらも、ひとりひとりがそれぞれの前に進もうとする時期。新しい日々に向かって、毎日をがんばる人を応援したい。」というもの。

 つまり桜フラペは単なる期間限定のドリンクではなく、季節の移り変わりを感じさせるスイッチ役として、さらには飲む人の日常を励ましてくれる存在として十分なパワーを秘めた特別な商品だと捉えることができます。