「児童の性的画像が300点以上も…」 男児にわいせつ行為で逮捕の保育士(40)の履歴書 「園からは”子どもはうそをつく生き物”との言葉も…」
東京・新宿歌舞伎町の北隣、大久保一帯は都内最大のコリアンタウンだ。特に、JR新大久保駅から明治通りに至る大久保通りでは、韓国語のほか、さまざまな国の言葉が飛び交っている。
通りを一本入った住宅街に、東京で唯一、24時間保育を実施している認可保育園がある。仕事や家庭の事情で子育てに苦労する親たちのよりどころとして、数々のメディアに取り上げられてきた施設だ。
ここに勤務する保育士、木村正章(40)が、あろうことか、警視庁に不同意わいせつ容疑で逮捕された。2月4日のことである。
「就寝中だった小学生男児の下半身を触るなどのわいせつ行為をした疑いです」

と、警視庁担当記者。
「2024年1月に同保育園の系列の学童クラブが主催した、長野県立科町での宿泊学習中でした。引率職員だった木村は、複数の小学生が寝ていた部屋で行為に及んだとされます。“やっていません”と否認しているものの、心証はクロです」(同)
その根拠は、事件発覚の経緯と関係している。
「昨年10月、別の保護者から“息子が保育士に局部を触られた”と警視庁に相談がありました。ほかにも、学童クラブや保育園での入浴や就寝の際、同様の被害を受けたと話す小学生や園児が数十人いて、その保護者の被害申告もある。これらの捜査の過程で本件が判明し、逮捕に至ったわけです」(同)
認可外保育園の副園長
しかも、と警視庁担当記者が続ける。
「木村のスマホからは約1200点のわいせつ画像が見つかりました。うち児童の画像が360点ほどで、女性のわいせつ画像が390点、男性のそれは450点。欲望を抑え切れずに手を出した彼の動機の解明。それが捜査の焦点です」
木村容疑者を知る保育業界の関係者は、
「今回の逮捕まで、あいつの性的嗜好は知りませんでした。彼はもともと、歌舞伎町にある認可外保育園で副園長までやっていたんですよ。そこは夜の飲食店などで働く母親が子どもを預ける先。迎えに来ない育児放棄の母親の対応などもこなして、かなり苦労していた」
それが7年前、有名な認可保育園に入ったと聞き、
「“出世したな”と思いました。大久保の施設をメインに密着する映画に、あいつが勤めていた歌舞伎町の園も出た。その縁で移ったんです。以来ずっと学童クラブを担当し、昨年4月からは保育園に転籍していたので、ちゃんと働いているものとばかり思っていた。施設まで徒歩数分の、明治通り沿いにあるキレイなマンションに住んでましたしね」
昨年10月の問題発覚以来、木村容疑者はそのマンションで自宅待機中だった。
「“子どもはうそをつく生き物”との言葉が……」
逮捕から数日後の昼下がり。女児を園に送り終えた保護者は、複雑な胸中を明かした。
「うちは飲食業で共働きなので、夜間保育は本当に助かっていますし、保育士の先生方には感謝していますが……。昨年10月、被害に遭った子どもの親御さんたちが木村の“犯行”を園に訴えた席で、園側は木村を庇った。“子どもはうそをつく生き物”との言葉もあったといいます。園の対応に憤りながらも頼らざるを得ない。これが実情なんです」
先の保育業界関係者も、
「事件前後も、施設はほぼ“通常運転”でした。保育士がわいせつ行為で逮捕されれば一時閉鎖などの対応も考えられますが、それだと24時間保育が必要な家庭が回らなくなってしまう。こうした事情を優先し続けたことが、保育士の勤務状況の管理の甘さ、ひいては、あいつの卑劣な行為の見落としにつながったのではないでしょうか」
夜間保育の有名施設ならではの特殊な状況下で起きたわいせつ事件。真相究明と親からの信頼回復には、かなりの時間が必要か。
「週刊新潮」2026年2月19日号 掲載
